モロッコ(正式名称:モロッコ王国)は、アフリカ大陸の北西に位置し、アラブ海、地中海地域に属しています。国土面積は日本の約1.2倍程度で、首都はラバトですが、モロッコ最大の都市はカサブランカになります。
カサブランカは映画「カサブランカ」の舞台になった都市でもあり、何となく名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
民族構成はアラブ人が65%、ベルベル人が30%で公用語としてアラビア語とベルベル語が使われています。また、フランス領土だった歴史があり、フランス語を話せる人も多いです。
宗教はイスラム教が国教となっており、教徒のほとんどがスンニ派を信仰しています。
それではこのモロッコに住むモロッコ人の特徴や国民性を紹介します。あくまでも一つの傾向ではありますが、参考にしてみてください。
目次
モロッコとはどんな国?モロッコといえば?
青い街シャウエン
観光地としても有名な「青い街シャウエン」はモロッコ北部にあります。
建物から道路や階段など、街全体がブルーに染め上げられていて、とても幻想的な街並みを楽しむことができます。
なぜブルーに染め上げられたのか?その理由は暑さを紛らわせるためや、虫除けのためなど諸説ありますが、ユダヤ教徒によってユダヤ教の「神・空・海・平静」などを象徴する青に染め上げられたという説が有力です。
最近ではインスタ映えのスポットとしても人気の観光地になっています。
新家族法
モロッコはイスラム教を国教としている国なので法律として一人の男性が複数の妻を持つことが許されています。
しかし、2004年の「新家族法」という法律により、複数の妻を持つには一定の厳しい規則が設けられるようになりました。
この法律の制定により、結婚するときに妻から夫へ複数の妻を持たないよう求めることができるようになり、また、それと同時に今まではできなかった女性から離婚を申し出ることが可能になりました。
家庭内における夫婦の責任が同等になったり、モロッコのみならずイスラム社会における革新的な女性の自由が保証される法律となりました。
日本人にも合うモロッコ料理
モロッコ料理といえば、クスクスや野菜たっぷりのタジン鍋が有名です。
昔からの食器を使わない手食の文化もありますが、最近はフォークやスプーンを使って食事をすることも多いです。
モロッコの料理はたくさんの種類のスパイスを使い、鶏肉や羊肉、牛肉にヒラメやイワシなどといった日本でも馴染みのある食材を使います。
使っている食材も日本と似ており、スパイスもクミンなど馴染みがあるものも多いので日本人の口にも合いやすいでしょう。
モロッコ人の好む飲み物といえばミントティーが有名ですが、フランス領土だったこともあり、意外にもワインの生産も盛んです。
それでは、このオリエンタルな雰囲気が漂うモロッコに暮らすモロッコ人の特徴や国民性を見ていきましょう。
モロッコ人の性格・国民性
モロッコ人の性格についてどんなイメージを持ちますか?モロッコと言えばロマンチックな街並みが多いです。ロマンチックと言うと何となく情熱的でキザなイメージを持ちますが、実際はどうなのか?
モロッコ人の性格について紹介します。
地域によって異なる性格
モロッコ人は地域によって性格に特徴があります。
有名な街のひとつであるカサブランカは、やや攻撃的で気が強い人が多く、南側のエッサウィラは温厚で柔らかく優しい雰囲気の人が多いです。またモロッコの文化の中心と言われる街、北部のフェスの人々はややプライドが高い人が多いと言われています。
日本でも、東北の人は控えめな人が多く関西の人は元気な人が多いと言われることがありますが、モロッコにも地域によって特徴があります。
ホスピタリティ精神旺盛
モロッコ人はとにかく大勢で集まることが好きです。家族だけでなく友人や近所の人を呼んで食事を楽しむ習慣があります。
モロッコ人の住宅には「サロン」と呼ばれる部屋があり、大きなテーブルを置いて、みんなで食事ができるようになっています。
気さくな人が多いモロッコ人なので、レストランなどで仲良くなれば、外国人観光客でも自宅へ招待されることもあります。
がさつ
モロッコ人の性格にはやや雑なところが見受けられます。時間に対してもあまり厳密ではなく、約束の時間に現れないこともしばしばあります。
大雑把なところはプライベートだけではありません。
職場でも片付けが苦手だったり、レストランなどでもナイフやフォークを投げるように置いたりします。日本人からすると少し驚いてしまうかもしれませんね。
おもてなしが好きなモロッコ人ですが、楽しむことが目的で、丁寧なもてなしはやや苦手なようです。
宗教観は人による
モロッコ人のほとんどはイスラム教を信仰しています。イスラム教といえばラマダンと呼ばれる断食や、お酒を飲むことを禁止していたり、女性は肌の露出を控えなければならなかったりと戒律が多いことも有名です。
モロッコでも国の法律でお酒を買うことが禁止されています。しかし、スーパーなどでは取り扱いがあり、購入できるのでこっそりとお酒を楽しむ人もいます。また、半袖やスカートなどで肌を露出している女性も少なくありません。
もちろん敬虔(けいけん)なイスラム教徒も多くいますが、その宗教観は人によってまちまちなようです。
モロッコ人の性格を見ていくとどこかフレンドリーで親しみやすさが感じられますよね。モロッコに旅行に行ったり、接する機会があれば積極的に交流することで交友を深めることができるでしょう。
モロッコ人の恋愛と結婚観
モロッコはアフリカ大陸にある国で、アラブ文化の流れを持つ国です。彼らの恋愛観や結婚観はどんなものなのか。
美男美女の多いモロッコ人の恋愛や結婚について紹介します。
控えめな女性が多い
モロッコはイスラム教徒が多い国ですが、戒律を守っているかどうかは人によって差があります。しかし、やはり女性は大切にされ人前での目立つ行動は避ける傾向があります。
恋愛においても控えめな女性が多く、自分から積極的にアプローチをすることはあまりありません。人によっては男性に話しかけられても素っ気ない態度であまり話したがらない人もいます。
女好きな男性
モロッコ人男性はよく「女好き」や女性に対して軽いと言われます。その理由として挙げられるのが、街中で女性をナンパする男性が多いことです。
モロッコ人男性は気になった女性にはすぐに声をかけ、甘い言葉で仲良くなろうと近寄ってきます。
モロッコ人女性に控えめな人が多いために男性が積極的になったのかも知れませんが、レストランやカフェ、バス停などでも女性に声をかけている男性をよく見かけます。
また女性の中にも男性からのナンパ待ちをしたり、声をかけられることを楽しんでいる人もいます。
家庭的な女性
モロッコでは、女性は結婚すると家庭に入るのが一般的です。アフリカ諸国の中でも高い進学率を誇るモロッコですが、大企業に就職できたとしても結婚と同時に退社して家庭で家事をこなすようになります。
これは、男性から家庭に入るように求められるわけではなく、古くから「結婚をして家庭を築くこと」が幸せだと考える女性が多いためです。
秘密を持たない家族関係
モロッコの家庭はとてもオープンです。近所の人や友人が家に遊びに来るのも頻繁です。
家庭内でもオープンな関係が自然に成り立っているので秘密を持つことはあまりしません。それは夫婦や親子の関係だけでなく、嫁姑の関係でも同様です。夫婦関係について舅姑が口を出すこともしばしばあるようです。
慣れない人からするとプライバシーが無いように感じるかもしれませんね。
モロッコ人の恋愛観や結婚観について共感できる部分はありましたか?モロッコもイスラム教徒の多い国ですが、戒律に対しては寛容な人が多いのが特徴であり、それが恋愛にも現れていますね。
モロッコ人の見た目とスタイル
モロッコ人の見た目を想像したときにどんな姿を想像するでしょうか。アラジンのようにターバンを巻いている姿を想像する人もいるかもしれませんね。
それではモロッコ人の見た目の特徴を見ていきましょう。
髭が濃い
モロッコ人の男性は髭が濃い人が多いです。あまり濃くない人でも、髭を整えて生やしている人が多くいます。
モロッコに限らず、髭を生やしておしゃれを楽しむ人は多いですが、モロッコ人にとって髭は「男らしさの象徴」でもあります。無精髭を生やしてみたり、綺麗に整えてみたりそのスタイルは様々です。
愛嬌のある顔立ち
褐色の肌に、目や鼻が丸い顔立ちをしているモロッコ人をよく見かけます。目力が強いので、無表情になると怒っているように感じてしまうかも知れませんが、微笑みかける顔はとても柔らかく温かさを感じます。
男性でも、まるで赤ちゃんのようなくりくりとした瞳の人も居て、どこかかわらいらしく感じられます。
女性の理想のスタイルはセクシー&クール
モロッコは美女の多い国としても有名です。
そんな彼女たちの理想の女性像は、艶のあるサラサラの髪の毛をカールさせて、ぽってりと分厚い唇をもつセクシーな女性です。もともとは可愛らしさのあるモロッコ人の顔立ちですが、「セクシー」や「クール」で魅力的な見た目に憧れる傾向があるようです。
流行りのメイクも目を切れ長に見せるようなアイラインを引く、アイシャドウを濃く入れるなどセクシーさを感じさせるものが目立ちます。
特殊な瞳の色
モロッコ人はアラブ人とベルベル人、そしてその混血によって構成されています。
北アフリカの先住民の人々で、モロッコやアルジェリアに多く居住しています。
彼らの持つ深いブルーやグリーンの瞳はとても特徴的です。
色の濃さは人によって異なりますが、深みのある瞳を持つ人もいれば、透き通るような明るい色味の瞳を持つ人もいます。原因はハッキリとは言いきれませんが、混血の具合によってその色の濃さが変わってくるようです。
モロッコ人の見た目の特徴について、知っていたものはあったでしょうか?アラブとアフリカの血が混ざったとてもエキゾチックな見た目をしています。特に女性は美女も多くとても目を惹かれるものがありますね。
モロッコの有名人や芸能人
モロッコ人やモロッコハーフほか、モロッコにゆかりのある有名人を紹介します。モロッコ人の特徴や国民性を知る上でのヒントになるはずです。
モロッコ人の外見的特徴の参考にしてみると面白いかと思います。
アクラフ・ハキミ
1998年生まれ、スペインのマドリード出身でモロッコ人の両親を持つサッカー選手です。
スペインの出身ですが、代表はモロッコを選択しており17歳で代表デビューを果たしています。2018年のFIFAワールドカップでもモロッコ代表として活躍し、世界的にも有名になりました。
彼の外見にはモロッコ人らしい特徴がよく見られます。褐色の肌色に丸く大きい鼻、しっかりとした男らしい髭がとても印象的ですね。
イブティサム・ティスカット
1992年生まれ、モロッコ・フェズ出身の歌手です。
アラブ諸国で大人気のオーディション番組「アラブアイドルシーズン2」と「スターアカデミーアラブワールドシーズン10」に出場したことで人気を博しました。
彼女のインスタグラムはフォロワー数が200万人を誇ります。投稿されている写真からも見て分かるように、艶のある髪の毛に透き通ったブルーグリーンの瞳がとても特徴的で美しいですね。
ジャメル・ドゥブーズ
1975年生まれ、フランス・パリ出身のモロッコ系フランス人です。
俳優やコメディアンでありながら、プロデューサーとしても活躍しています。14歳で不慮の事故によって右腕の自由を失っていますが、映画などでもそのまま演技をしています。
日本でも大ヒットした映画「アメリ」でも右手をポケットにいれたまま出演していました。
彼の外見もとてもモロッコ人の特徴が表れています。癖の強い髪の毛や肌の色、濃い髭も特徴的です。
モナ・アマルシャ
1988年生まれ、モロッコ・カサブランカ出身の歌手です。現在は拠点をドバイにおいて活動しています。
ハリージと呼ばれるペルシャ湾岸に伝わる民族舞踊を元にしたポップスを歌っており、人気は国内だけでなく、サウジアラビア、エジプト、カタールなどアラブ諸国に及んでいます。
歌やダンスだけでなく、その容姿も人気の理由で、しっかりとした眉やぽってりと厚みのあるセクシーな唇はモロッコ人が好む容姿の特徴です。また、艶のある髪の毛で大きくカールした髪型もモロッコで流行の髪型です。
モロッコ人は美女の多い国と言われており、それは彼女たちの美意識の高さも手伝っていると思いますが、もともとの顔の作りはエキゾチックでとても魅力的ですよね。
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