各国の外国人の特徴・国民性

ボリビア人の特徴(性格・見た目・恋愛観)

ボリビア

ボリビア(正式名称:ボリビア多民族国)はペルー、ブラジル、パラグアイ、アルゼンチン、チリと国境を面する標高3,000m以上の山々に囲まれた内陸の国です。

ボリビアの国名の由来は「ボリバル」で、南米の解放者でもある「シモン・ボリバル」にちなんで名づけられており、ボリバルの盟友であった「スクレ将軍」の名が憲法上の首都として残っています。

首都は憲法上ではスクレですが、行政機関が移ってからはラパスとされています。

公用語はスペイン語ですが、ケチュア語、アイマラ語を中心に先住民族言語が36言語もあると言われてます。国民の大多数はキリスト教カトリック派を信仰しています。

それではこの山々に囲まれたボリビアに暮らすボリビア人の性格や外見などの特徴、国民性を紹介します。傾向の話ではありますが参考にお楽しみください。

ボリビアとはどんな国?ボリビアといえば?

世界一標高の高い首都をはじめとする標高の高い施設

ボリビアは「世界一の標高」を誇る街をはじめ、世界トップクラスの高さ(標高)を誇る施設がいくつもある、山々に囲まれた内陸国です。

  • 世界一標高の高い首都「ラパス」:標高3,640m
  • 世界一標高の高いスキー場「チャカルタヤスキー場」:標高5,300m現在は閉鎖
  • 世界で5番目に標高の高い空港「エル・アルト国際空港」:標高4,061m

ラパスに限らず、ボリビアの主要エリアのほとんどが標高3,000mを超えています。日本の最高峰でもある富士山よりも高いと考えたらとても異質な国に感じるのではないでしょうか。

非常に高地なので南米なのに寒かったり、ホテルなどでは観光客向けの酸欠対策として酸素ボンベを常備しているところもあるほどです。

この高地での生活に慣れ親しんだボリビア人はホームに強く、例えば、サッカーで言えば「アウェーはダメだけど、ホームでは強い」なんて言われることもあるほどです。これは相手チームが高地に順応できず息切れなどを起こしやすいからですね。

豆知識

FIFAが標高2,500m以上の高地試合を禁止した際には猛抗議し、3,000mに緩和させたと言われています。

混血の進んだ南米では珍しい先住民の多い国

南米では、先住民をはじめ、ヨーロッパ系白人やアフリカ人、その混血でもあるメスティーソなどの割合が多くなっていますが、混血の進んだ南米では珍しくケチュア人やアイマン人といった先住民が40%以上を占めています。

また、ボリビアには日本の沖縄県や神奈川県などから移住した「日系ボリビア人」が多く暮らしています。昔は日本から女性を呼び寄せて結婚することもあったようですが、近年は同じ日系人同士やボリビア人と結婚することが多く、日本語を話せない3世や4世の世代になっています。

南米屈指の過疎地

ボリビアの国土面積は日本の約3倍と広大ですが、人口は日本の10分の1以下で、南米でも屈指の過疎地とも言われています。

近年の人口推移を見ても、緩やかに伸びてはいるもののほぼ横ばいです。

内陸国にかかわらず海軍基地がある

ボリビアはチリとの戦争に敗れ、海岸線の領土を失い、内陸に追いやられてしまった過去があるためか、内陸国にも拘わらず海軍を持っています。

「いつか海岸線を取り戻したい」「いつか海をみたい」そんなことを思ってのことかもしれません。

チチカカ湖にあるボリビア海軍基地では専らブラジルとの国境を流れる河川の警備を行っているようです。

「天空の鏡」ウユニ塩湖

日本からの観光客も多い「ウユニ塩湖」はボリビアにあります。近年コマーシャルや旅行番組でも取り上げられることが多く、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

ボリビアの南西、アンデス山脈に位置するウユニ塩湖は世界最大の塩原です。標高3.700mの富士山くらいの高地にあり、その面積は11.000㎡におよび東京都の約5倍の面積を誇ります。

鏡のような塩の大地に空が映った、まるで宙に浮かんでいるかのような体験ができる絶景は、「死ぬまでに1度は訪れたい場所」にも選ばれています。

ウニユ塩湖に行くからボリビア人について知りたい、そんな人も多いかもしれませんね。


日系人が多く暮らしていることもあってか親日家のボリビア人も多いようです。それではボリビアを知ったところでボリビアに暮らす人々の特徴や国民性を見ていきましょう。

ボリビア人の性格

ボリビア人と言えば、南米らしいラテン系の明るく陽気な性格をイメージするかもしれませんが実際はどうなのか?先住民が多く暮らす国、ボリビアに暮らす人々の性格について見ていきましょう。

インディオの気質

ボリビア人にはいまだインディオから影響を受けている人が多くいます。

インディオとは

ラテンアメリカの先住民のことでインディアンとも呼ばれます。

彼らの信条はキリスト教の精神と通じている、と言われており、弱者に優しく、自分が裕福でなくても他者を愛し、助けて分け合うことを豊かさとしています。

長く戦争や紛争があったボリビアですが、古くからインディオの助け合いの精神が息づいているのかもしれません。

素朴な性格

ボリビアは南米の中でも貧国で、経済的にはまだまだ発展途上な国です。一般家庭の平均年収は10万円ほどで、子供の半数以上が14歳未満で働いています。なかには学校にも満足に行けない子供もいます。

そんなボリビアの人々はとても素朴な性格をしています。欲が深くなく、持ち物や職業などをステータスとはしません。相手の立場などではなく、性格をしっかりとみてくれる性格とも言えますね。

芯が強く忍耐力がある

標高の高い山々に囲まれた地域と寒冷地域、熱帯雨林の原生林に囲まれたアマゾン地域と自然豊かなボリビアですが、そこで生活していくのはとても便利とは言えません。

不便な生活の中でも(不便と感じているかは別として)知恵と工夫をこらして生活をしている彼らからは強い忍耐力や芯の強さが感じられます。

真面目でシャイ

南米というとラテン系の明るく陽気な性格を想像するかもしれません。

ボリビア人はその中でも控えめで大人しい人が多いです。誰にでも話しかけて大勢でわいわいと楽しむのが好き、というよりは仲良くなった人と絆を深めるタイプと言えるでしょう。

特にこの性格は女性に見られるようです。最初は大人しく控えめな性格をみると暗い印象を持つかもしれませんが、とても真面目で実直な性格をしています。仲良くなれればお喋りな人も多いです。

その生真面目な気質とシャイなところから、「南米の日本」なんて呼ばれることもあるようです。

他人より自分!マイペースな性格

他人よりも自分第一のある意味で自己中とも言うべき性格の人が多く、マイペースな人が多いです。これは高地で酸素が薄いことも関係しているのか、時間に遅れそうで急いでいるときでさえ走らないような人が多いです。

他人より自分な性格もあってか、食事を急いで済ませることもなく、ファストフードも根付かないのだとか。(南米で唯一マクドナルドがない国でもあります)

マクドナルドは首都ラパスを含め主要都市にいくつか出店していましたが、今では完全撤退しています。理由は諸説ありますが、ボリビアでは反米感情が根強いことや食文化においては保守的な面があるようです。

ボリビアにもファーストフードは存在しており、肉や野菜をパイ包みした具入りのパンでもある「エンパナーダ」が街中で売られています。


ボリビアは南米の中でも内陸国で、険しい山々に囲まれた場所に位置しています。決して便利とは言えない中で生活してきた先住民が多いからこそ、ボリビアにはボリビア人独特の性格があるのかもしれません。

ボリビア人の恋愛観・結婚観

素朴でシャイなボリビア人ですが、恋愛はどうなのか?美男美女が多いとも言われるボリビア人の恋愛観と結婚観を見ていきましょう。

美男美女が多い

南米は美男美女の多い地域として世界でも有名ですが、その中でもボリビアは「ミス・ユニバース」や「ミス・インターナショナル」などのミスコン常連国でもあります。

女性は比較的美意識が高く、着飾ることよりも自身のスタイルや美容にこだわりを持っています。ミスコンに出るような女性だけでなくとも美人がとても多いと言います。

また、男性もコンテストなどに出場している人が多く、ボリビアでは筋肉質でワイルドなイメージというよりは、明るくややマイルドな男性が好まれます。

束縛が激しい恋愛

南米でラテン系と聞けば恋愛においては情熱的なイメージを持ってしまいますが、これはボリビアも例外ではありません。恋人には尽くす人が多く、愛情表現もストレートです。

それと同時にやや束縛が激しい側面があります。

これは愛情ゆえの行動ではありますが、仕事中の時間でも電話をかけてきたり、異性がいる食事会に出かけることを露骨に嫌がったりと独占欲を隠すこともあまりしません。

男女ともにみられる特徴なので、ボリビア人からするとあまり負担ではないのかもしれません。

恋愛にオープン

ボリビア人の性格の特徴としてシャイなところがありますが、恋愛においてはオープンな性格です。

好意を寄せる相手にはストレートに愛情表現をしますし、人前でも気にせずスキンシップをする人が多いです。

恋人同士ならば性についても開放的で、普段は特にシャイな女性も積極的です。

見た目に厳しいボリビア人女性がストイックにスタイルを保てるのは男性からの熱視線も関係しているのかもしれませんね。


ラテン系のノリでしょうか、性格とは裏腹に恋愛においては積極的で情熱的な男女が多いのがボリビア人です。

ボリビア人の見た目とスタイル

例えば肌の色で言えば、ボリビアは南米の国なので日に焼けた褐色の肌色を想像するかもしれませんが、同じ南米でもボリビアにはボリビア人の特徴があります。

南米の内陸国ボリビアに暮らす人々の見た目とスタイルについて見ていきましょう。

先住民が多い

ボリビアは他民族国家で、先住民、ヨーロッパ系白人、混血のメスティーソ、アフリカ人などが暮らしています。南米の国のほとんどは白人との混血であるメスティーソの割合が多くなっていますが、ボリビアの場合は人口の40%以上が先住民の人々です。

彼らはケチュア人やアイマラ人と呼ばれていてそれぞれの言語を話します。外見的な特徴は褐色の肌色で顔立ちは欧米人よりもアジア人に近く、平均身長もやや低めです。髪の毛にやや癖があり、硬質といわれています。

メスティーソ

メスティーソは南米に多い人種で、ヨーロッパ系白人と先住民の混血を指します。(地域によってはムラートほか様々な呼び方があります)

彼らの特徴はヨーロッパ系の通った鼻筋や彫りの深さと、先住民のしっかりとした眉や暗い色の髪の毛、やや顔の輪郭が広いことなどが挙げられます。

南米人と聞いてほとんどの人がイメージするであろう浅黒い肌にまつげや眉毛がしっかりとした見た目はこのメスティーソの人々の特徴と言えるでしょう。

日系人

意外に思うかもしれませんが、ボリビアには日系人がたくさんいます。そのほとんどはペルーに移住し委託労働の契約を終えた人々で、特に沖縄県出身者が多かったようです。

彼らの特徴はやはり日本人と変わらない見た目であることですが、こちらも混血が進んでおり、メスティーソや白人、アフリカ系とのハーフになっている場合も多いです。

肌が褐色に近かったり、眉毛や目元がはっきりとした顔立ちだったりと混血による特徴が現れている場合もあります。

見た目がかなり日本人に近くても、2世、3世と世代が進んでいくと日本を訪れたこともなければ日本語を話すこともできない日系ボリビア人が多くいます。

アフリカ系ボリビア人

アフリカ系と聞けばやはり黒人をイメージすると思いますが、ボリビアに住むアフリカ系の人々のルーツはスペイン支配下時代の奴隷だと言われています。

そのため、アフリカ系ボリビア人の特徴としては、先住民などに比べるとやや体格が大きいことが1番の違いと言えます。

アフリカ系の人々は筋肉の発達がよく大きな体をしていても筋肉質です。また肌の色は褐色よりも暗い色をしています。


ボリビア人とひとくちに言っても多民族国なので、色々な特徴を持った人々が暮らしています。

ボリビア人やボリビアハーフの有名人や芸能人

ボリビア人の性格や外見などを知る上で参考になるボリビア人有名人やボリビアハーフの芸能人を紹介します。

フレディ・マエムラ

1941年生まれの日系ボリビア人2世です。17歳のときに市長の汚職を告白し投獄され、その後医師となりましたが、革命家でもあります。

キューバ革命でも有名なチェ・ゲバラとともにボリビア革命に参加しており、ゲバラと同じ名前の「エルネスト」を名乗り、革命家としては「エルネスト・メディコ」と呼ばれていました。

1967年に政府軍の待ち伏せで捕らえられ、その場で銃殺されました。

ボリビアはとにかく政変の多い国で、クーデターも数えきれないほど起きています。大統領も頻繁に変わり(歴代大統領は80人以上)、その中の1割は暗殺や自殺で命を落としていたり、少々物騒な国でもあります。

牧口流星

1991年生まれ、ボリビア出身のテニスプレイヤーです。彼の両親は父親が石川県・金沢市出身の日本人で、母親がボリビア出身です。

6歳でテニスをはじめ、現在はアルゼンチンにてトレーニングしており世界大会にも出場しています。日本に帰化しているため登録は日本選手とされていますが、大阪なおみ選手同様日本語は勉強中のようです。

彼の外見を見てみると、やはりハーフであることが見て取れます。癖の強い暗い色の髪の毛やしっかりとした眉、男らしくガッチリとした骨格はボリビア人に多い外見とも言えます。

石川康

1970年生まれ、ボリビアのサンタクルス・デ・ラ・シエラ出身の元サッカー選手です。彼の両親はボリビアへの移民で沖縄県より移住しています。

10歳からボリビアのサッカーアカデミーに入校し本格的にサッカーを習い始め、高校卒業後に日本へ渡りました。その後は本田技研でサッカーを続け、1989年からはバルセロナ五輪代表に選出されました。

Jリーグが発足した後はヴェルディ川崎の主要選手として活躍し、1998年に名古屋グランパスエイトへ移籍、2002年に現役を引退しています。

日本に渡ってからは読み書きもままならず苦労したようですが、結果として自分のルーツである国の代表としてプレーするまでに至ったところからは、彼の努力と忍耐力、芯の強さが伺えます。

ペドロ・シモセ・カワムラ

1940年生まれ、ボリビアのベニ出身の国民的詩人です。彼の両親は父親が日本人で、母親が日系二世です。ボリビアで起きたクーデターをきっかけにスペインへ亡命しています。

1972年に「ぼくは書きたいのに出てくるのは泡ばかり」がカサ・デ・ラス・アメリカス賞を受賞し有名になりました。

現在では彼の詩はボリビアの学校教科書に採用されており、子供たちはその詩を勉強するようです。また、スペイン語や日本語だけでなくドイツ語、ロシア語、アラビア語、フランス語、イタリア語など多言語に翻訳されています。

彼の外見を見てみると日本人の顔立ちそのものと言ってもよいくらい日系の血が色濃く出ています。時代の変化の波の中でも逞しく自分を貫いて作品を書き続けたところは辛抱強く芯のあるボリビアの気質かもしれません。

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