各国の外国人の特徴・国民性

ドイツ人の特徴【性格・見た目・恋愛観】

ドイツ

ドイツで暮らす人々はどんな暮らしをして、どんな人格が形成されてきたのか、ドイツ人の特徴とも言うべき国民性についてまとめています。

一つの傾向ではありますが、性格的特徴や外見的特徴の参考としてお楽しみください。性格に起因するドイツ人の恋愛観や結婚観もまとめているのでドイツ人と交際中の方や付き合ってみたい方は参考にしてください。

時間厳守!どケチ!人の目を気にする!どこか少しだけ日本人にも似ているドイツ人について見ていきましょう。

首都 ベルリン
人口 8279万人(2017年)
面積 35万7000㎢
言語 ドイツ語
宗教 キリスト教(プロテスタント、カトリック、ユダヤ教)
通貨 ユーロ

ドイツとはどんな国?ドイツと言えば?

ドイツと言えば、きれいな街並みやマジメな国民性など、ポジティブなイメージを思い浮かべるのではないでしょうか?

あなたが想像するように、これまで世界でもトップレベルの「ドイツの地位」を確立してきたのは、その堅実な国民性から生まれた質の高い工業製品や、長く大切にされてきた豊かな歴史や文化が深く関係していることは言うまでもありません。

まずは、そんな気になるドイツに関する基本的な情報についてまとめていきます。

ドイツの地理

世界地図で見るとヨーロッパのほぼ中央に位置するドイツ、北側に北海とバルト海を臨みますが、その周囲はほとんど他国との国境で囲まれています。

近くを流れる温かい大西洋の影響もあり、かなりの高緯度でありながら冬でも気温がマイナス10℃を下回るような地域はほとんどなく、まとまった雪が積もることもありません。

反対に夏はカラっと涼しい晴れの日が多く、とても過ごしやすいのもこの地域の特徴です。

複雑な変遷を経て現在のドイツへ

中世以前よりこの地に住んでいたゲルマン人が現在のドイツ人の先祖だと言われています。しかし、中世の時代にはフランク王国やローマ帝国、オーストリアのハプスブルグ朝など、様々な周辺の強国の支配・影響を受けながら、同時にヨーロッパのあちこちから人の移動が起こりました。

現在のドイツの形がほぼ形成されたのは1800年代で、強国フランスに対抗して、それまでは小国であった現在のドイツの各地域(州)が協力し、今のドイツを形成したと言われています。

近代に入るとナチスドイツによる周辺各国の支配や、戦後の東西分断などで再び国境が変動しましたが、1990年にドイツ民主化運動を発端に東西を隔てた壁は崩壊し、再び一つの国として歩み始めました。

わずか30年ほど前まではロシア側とアメリカ側によって文化・経済・政治までも分断されていたわけですから、今でもその時代の片鱗を随所で垣間見ることができます。

この時代をよく知る人たちも多く、彼ら曰く、現代のドイツの状態からはとても想像もつかないような東西の貧困格差やカルチャーギャップが存在していたと言われています。

移民大国ドイツ

さて、ドイツは現在アメリカに次ぐ移民大国とも言われています。

歴史的にも常に人の移動が見られたこの地域の特性に加え、戦後のトルコ人労働者の受け入れ、東西分断時代の旧ソビエトエリアからの移民者、そして現在も続くアフリカ・中東からの難民の受け入れなど、近代に入ってからも実に多くの国々から移民が入植してきました。

こうした状況を受け、ドイツ政府は移民者に向けたドイツ語教育のほか、法律や行政の仕組みなど彼らがドイツ社会で生活していくための教育制度を着実に整備してきました。

そのためドイツの街が旅行者で賑わうのはもちろんのこと、生活環境や労働環境からもかなりインターナショナルな雰囲気を感じることができます。

どこの街にも「古い街並み」

ドイツと言えば思い浮かべるのは、まず美しい中世のお城や、今も残る古い街並みではないでしょうか。

ドイツ語でアルトシュタッド(Altstadt:古い街並み)と呼ばれるこのエリアはドイツの至る所で見られ、景観保護の目的から、国や自治体の支援を受けとてもきれいに保たれています。

特に実際に中世の王が使用したお城や要塞としての役割を担ったお城などは、城下町とともに残されている場合が多く、今では街の中心として観光名所にもなっています。

ビールが大好き!でも料理は質素

ドイツと言えばビールです。ビールの国民一人当たりの年間消費量はチェコ、ナミビア、オーストリアに次いで世界第4位で、なんと1年間に一人当たり104リットル飲む計算になります。104リットルは大びん換算164本なので驚くべき数値ではないでしょうか。

一方で食事は質素な傾向があります。食事は楽しむものというよりは簡単に手早く済ませるものとして考えられており、あまり食事自体に興味がない人も多いです。

ここにはドイツ(特に北ドイツ)が土壌に恵まれず、食材も乏しく、料理があまり発展しなかった過去も関係しています。ドイツ料理といえば「ソーセージ」や「ジャガイモ料理」ほか、「ドイツパン」や「ザワークラウト」が有名ですが、これらはもともと保存食でもあります。


とても安定感がある印象の強いドイツですが、驚くことに最近まで国を分断されていたり、大量の移民の受け入れがあったりと、実はとても変化の多い国なんです。

その変化を受け入れながら、かつ「ドイツらしさ」を着実に残してきた、まさにここにドイツの真の強さを見ることができるような気がします。

ドイツ人の性格・国民性

さて、ヨーロッパの中でも特に特徴的な個性を持つと言われるドイツ人ですが、彼らは一体どのような人たちなのか?ドイツ人の性格的な傾向についてまとめました。

公私ともに時間厳守!効率を求める国民性

実際にドイツ人に聞いても、彼ら自身の性格について「Punktlich!(時間通りに行動する)」と話す人がとても多いです。それほど時間の正確性はドイツ社会ではとても大切なマナーになっています。

しかし、日本人と違うところは、(例えば)予定している時間のかなり前にやってくる人もいると言うことです。

日本では、あまり早すぎる訪問などは逆に失礼とみなされますが、ドイツでは人によっては平気で15分~30分前にやってくる人もいます。

もちろん地域差や年齢でも大きく異なりますが、ドイツ人との待ち合わせは少し時間に余裕を持って行動した方がいいのかもしれませんね。

この時間厳守の考えは休暇や家事の面でも見られ、「余暇も生活も計画通りに進める」という考えの下、1日の行動計画をしっかり立てて順番にこなすことが得意であり、同時に徹底します。

1日単位で「生産性を高め、効率よく暮らす」この価値観が生活のベースにあります。

こういった時間厳守な性格は、厳しい冬を乗り越えるために食料などを計画通りに消費して生活しなければならなかった過去がドイツ人の気質として反映されています。

ルールやマニュアルを好み、例外を嫌う

時間に正確な国民性からもわかる通り、マニュアルやルールに乗っ取り業務を進めるのが得意です。逆に言えば、「臨機応変」といった曖昧さや例外を嫌います。柔軟な対応というのは計画が乱れるキッカケであり、決まり事には厳しい一面があります。

決まった時間に出勤し、たとえ仕事が残っていても終業時間になると迷わず帰り、時間厳守の中で生きています。

ドイツでは時間通り終わらないと「できないやつ」と評価されることを恐れています。残業が多い人(仕事のできない人)が高給取りになる日本とは大きな違いですね。

人目を気にして見栄を張る

ここまで紹介した、「時間厳守」や「計画的な生活」は生産性の高い生活をおくるためのものであると同時に、周りに「生活を計画通りに遂行している」というアピールも含まれています。

ドイツでは古くから地域における共同組合で「誰が信用できるのか」を互いにチェックする習慣が存在していたと言います。それもあり、周りの目を気にしながら見栄を張る、そんな人も多いです。

個人主義・自己主張が得意でディスカッションを好む

何事においても自分を中心に考える人が多く、それぞれ自分の中にしっかりと考えを持っていて、「YES」「NO」はハッキリと伝える傾向があります。

先にもお伝えした通り、遠回しなニュアンスの言葉は使いません。そのため、ディスカッション(意見の出し合い)が得意であり、好みます。

発言側と聞き手がともに感情論ではなく、きちんと論理性を持たせて自分の意見を話すことができる人が多いので、仕事でのカンファレンス等はもちろん、友人同士でも真剣に何かのトピックに関して話し込んでしまう人も多いです。

個々の意見をきちんと尊重できる人が多い一方で、個人主義で自己愛が強すぎるあまり、時に意見の食い違いによってトラブルも起こり、殴り合いのケンカに発展することもあります。こちらは問題が解決すれば根に持つ人は少なく、サッパリとした性格とも言えます。

だからこそざっくばらんに意見を出し合えるのかもしれません。

社会的・文化的にタブーとなる会話は一部ありますが、ドイツ人に対しては誠実な態度できちんと思いを伝えるようにするようにしたいですね。

グループをまとめるのが得意

「ディスカッションを好む」に関連して、何かプランを考える時や問題が発生した時、ドイツ人はそのグループをまとめ、ディスカッションを始めます。

ここでは誰かがリーダーシップを発揮する場合もあれば、自然と皆がグループを作って話し合いが始まる場合など、様々です。

個々の意見をきちんと尊重する個人主義的な反面、こうしたグループワークや組織の仕事も形成するのが得意です。

徹底した節約家(どケチ)

一部の他のヨーロッパの国々の人から「ドイツ人はケチだ」と思われているほど、ドイツ人には倹約家の人が多いです。

大勢で集まり、飲み食いをすれば割り勘は当然として、相手に支払わせようとすることが多いです。

男性で言えば、ジョッキ1杯のビールで2時間はバーに居座ったり、付き合っていてもいなくても女性とのデートは割り勘です。女性はと言えば、あまり化粧をせず、中にはたまに使うような化粧品であれば自分で作ってしまう人もいるほどです。

その他、シャンプーは水で薄めて使ったり、シャワーはぬるま湯でサッと済ませたり、その節約っぷりは徹底されています。

かと言って彼らはいつも節約しているわけではなく、日常にかかる金銭を抑えて旅行などの余暇に当てると言った使い方をする人が多いです。

欲しいものがあれば、本当に必要かどうかをよく吟味し、同じものなら少しでも安く手に入れようと徹底的に価格比較をした上で安く購入しようと考えます。

こういった質素で倹約を常とする習慣は、厳しい寒さや農業に適さない土地など、過酷な環境で生きてきたドイツ人が快適な生活を求めた結果きちっとした性格になったのかもしれません。

よく言えば節約家、悪く言えばケチが多いということです。

自然を愛するエコ思想な国民

ドイツ人のエコへの関心、取り組みは世界的に見ても早く、18世紀頃から環境保護を考えていた環境先進国でもあります。

日本同様に資源が乏しい国だけに、「資源はみんなのもの」「限りある資源を有効に活用しよう」という考えが根付いています。

また、森や泉は精霊が宿る神聖な場所とする信仰が根付き、至るところに自然が溢れています。都会には公園が多く、地方にいけば何十キロにも渡る深い森が存在し、こうした自然の中を散歩するのが好きで、散歩が趣味という方も多いです。

散歩やサイクリングを好むのも自然に触れ、環境を守りたいという気持ちの表れで、ケチだからこそ無駄な消費をせず、環境大国になれた側面もあります。


時間や約束事を含め、割と色々なことにルーズな人々が多いヨーロッパの国において、ドイツは何事においても非常に正確で、効率を求める几帳面な性格がうかがえますね。

性格に関しては、当然個人差や年齢差による影響も多く、これらはあくまで典型的なドイツ人をまとめた結果になりますが参考にしてみてください。

ドイツ人の恋愛観と結婚観

日本人の中にも、外国人のパートナーや国際結婚を夢見る人は少なくないと思います。真面目で家庭を大切にするドイツ人は、そんな日本人にとって実に相性ばっちりの相手と言えます。

そんな魅力的なドイツ人の恋愛観や結婚観について、詳しくまとめていきます。

男女ともに恋愛には積極的

日本では「草食系男子」という言葉が当たり前になっている時代ですが、この頃は「植物系男子」という新しいワードも出てきていますよね。

植物系男子とは

ビックリするほど動かない男子のこと。恋愛において言えば、そもそも異性に対して関心すらない人のことを指します。

ドイツでは、こんな言葉はまったく当てはまりません。気になる人がいたら、男女とも積極的にアピールをしていきます。

もちろん個人差はあり、中にはシャイな人やあまり社交的ではない人もいますが、基本的にはフレンドリーな人がドイツ社会の中では好まれ、気になる人の気を惹きたいならその思いをきちんと相手に伝えていくことが大切とされています。

日本のように駆け引きを楽しんだり、わざと好きな相手に冷たく接するなどということは言語道断です。そんなことをすれば、「自分は嫌われている」と思わせてしまいかねないので、気になるドイツ人には、素直に自分の思いを表現していきましょう。

家事や育児にも協力的な男性

これは結婚や同棲を始めてからの話になります。

一昔前までは、男性は外で働き、女性が家事全般を務める、いわゆる少し日本的な家事分担の考え方が一般的でした。

しかし、今ではドイツのメルケル首相に代表するように、女性も社会的に活躍することが当たり前の時代となり、その結果家庭の仕事は男性も女性も平等にするという考え方が広まってきたと言われています。

社会的にも、男性が育児休暇や介護休暇を取りやすい風潮があるなど、国の支援もうまくこの流れを後押ししているようにも思えます。

結婚しないカップルも多い

ヨーロッパ全域でも言えることですが、昨今結婚という形をとらない(日本では「内縁」と呼ばれる)カップルが増えています。

子供ができても籍を入れるわけではなく、そのままパートナーとして生涯を付き添うことを選ぶ人が増えています。

理由は、一度結婚すると離婚にまつわる手続きなどがかなり複雑になること(ドイツは離婚率もかなり高いです)と、結婚していないパートナーに対しても様々な権利を優遇されているからです。

個人主義の浸透、かつ、女性の社会的・経済的自立が進むドイツらしい合理的な考え方とも言えそうです。

増えている国際カップル

移民増加が進むドイツでは、それに伴い国際的なカップルも増えています。もともと数の多いトルコ人やロシア人、それに東欧出身者がその主な内訳を占めます。

そんな彼らのため、ドイツの市町村では各地の市民大学が中心となって「インテグレイションコース(ドイツ語以外にも社会や歴史全般の講義が受けられる)」を設けています。

日本人はまだまだ少数ですが、結婚して移住してきたという条件であれば、もちろん日本人もこのコースに登録することができます。

移民者が社会に馴染んで自立していくことができるよう様々な行政の仕組みが整備されています。もちろん国民自身も、外国人に対する差別的な偏見は、日本と比べるとかなり寛容と言えます(一部では反難民・移民受け入れ政策派などもいます)。

真面目でシャイだけど恋人になってからの展開は早い

真面目でシャイなドイツ人の恋愛は、私たち日本人の恋愛と少し似ています。フランス人やイタリア人のように誰彼構わず「愛している」と囁くことはなく、本当に好きな人、大切な人にだけ使います。

とは言っても彼氏や彼女など恋人関係になってからの展開は速く、交際が始まればすぐに同棲を始める傾向があります。

ここには「一緒にいたい」という純粋な想いもありますが、デートでの宿泊代、食事代の節約も関係しているとかいないとか…。恋愛にもドイツ人らしい倹約家な一面が垣間見えます。

ただし、同棲をしたからと言って結婚を考えているようなことはなく、「結婚しよう」「ずっと一緒にいよう」なんて甘い言葉は使いません。ここも守れる保証のない約束をして、約束を破ることを嫌う一面があります。

要は守れる保証のない約束はしないということですね。

ちなみに、恋人のいないドイツ人は新聞やテレビ、雑誌、インターネットなどあらゆるメディアを使って「恋人募集中」をアピールし、奮闘すると言います。「自分の年齢」や「職業」はもちろん、希望する相手として「25~35歳まで」「身長170cm以下」「社交的な女性」などなど詳細な条件(希望)を提示する徹底ぶりです。

ここにも効率を求める国民性が見られますが、結婚相手や恋人など運命の相手探しにはお金を惜しまず使うところは、使うべきところを考慮するドイツ人の国民性が見て取れます。

お金をかけるべきところにはしっかり使うのがドイツ流です。

デートや食事は「割り勘」が基本

先進的な男女平等社会の国でもあるドイツでは、女性の社会進出も日本と比べはるかに進んでいます。

このことも関連してか「食事は男性が奢る」と言った固定的な概念はなく、男女でも(恋人でも恋人同士でなくても)割り勘にすることがほとんどです。

こうしたことからも傍から見ると「ドイツ人の性格」でもお伝えした、「ケチ」と言う印象を持たれてしまうのかもしれません。


恋愛に積極的で、結婚後も家事に協力的、とても魅力たっぷりのドイツ人らしい恋愛観・結婚観が垣間見えます。

ちなみにドイツ人はプレゼントに弱い傾向もあるので、日本のものなど珍しいものをサプライズでプレゼントするのも効果的です。

ドイツ人の見た目やスタイル

ドイツ人の平均顔

ドイツ人の平均顔

画像:The Postnational Monitor

ドイツ人と聞くと、どんな容姿を思い浮かべますか?ここからは、ドイツ人の見た目やスタイルに関してまとめていきます。

白い肌・ブロンド・青い瞳の美男美女が多い

基本情報のところでも書きましたが、ドイツ人のもともとの祖先はゲルマン人だと言われています(ヨーロッパでも北の地方に住むドイツ人は北欧系ゲルマン人とも呼ばれています)。

ゲルマン人の特徴として、白い肌、明るいブロンドと青い瞳を持ち、とても整った顔であると言われ、現在の一般的なドイツ人の外見もこの特徴とほぼ同じと言えます(移民や民族間の混血も増え、肌の色に多少の違いはありますが色白な人が非常に多いです)。

顔はシャープなモデル顔というよりは、少し角ばっていて、広い額、下あごと頬骨が発達して張り出しているのが特徴的です。髭や眉毛が薄くて分かりにくく、まつ毛は長く、鼻は長くて高い人が多いです。目は軽度の斜視症状の人も多いです。また、頭が長い人が多いのも特徴ですね。

先祖的には北欧の人たちともルーツが同じですので、外見だけでなく言語的にもなんとなく共通している部分を垣間見ることができます。この地域はまさに、美男美女エリアとも言えます。

高身長で健康的な体型を持つスタイル抜群の若者たち

伝統料理がジャガイモや豪勢な肉料理、そしてビール大国ということもあり、ドイツの中年以降の世代の方々はほとんどがお腹がしっかり出てしまった、いわゆるぽっちゃり体型の人々です。

対して若者の間では、細すぎず太すぎない、健康的なほどよく引き締まった筋肉質な体型が男女ともにモテるので、定期的にジムに通っている20~30代の人もよくみかけます。また、体毛が非常に濃い人が多く、本当か嘘か、寒さには強いと言います。

現在は健康食への意識も高く、バイオ商品の普及やベジタリアンの割合の増加も相まって、自分たちのスタイルにより気を使う人が増えているのかもしれません。

そして気になる平均身長ですが、男性178cm、女性165cmと日本人と比べると(男女ともに5cm以上も高く)背がかなり高いと言えます。中には、190cm~2mを超えるような大きな体格・骨格を持つ人を見ることも珍しいことではありません。

豊かなダイバーシティ

中世の頃から周囲の国々との間で常に人の移動があり、また近代以降でもトルコ系の移民や東欧やロシアからの大規模な人の移動が起こっているので、身内にスラブ系のルーツを持つ人がいたり、トルコ・中東系の血筋ながらドイツ国籍を持つ人など、現代のドイツ人はとても多様化が進んでいると言えます。

すでに2世、3世とこの国に定着していると言葉や文化もほとんど馴染んでしまっているので、ほとんど見分けがつかないこともあります。

こうした豊かなダイバーシティ(多様性)を持つということも、現代のドイツ人の特徴と言えるのかもしれません。

シンプルで実用的な服装を好む

服装についても、少し触れておきます。服装には流行りすたりはありますが、ドイツではジーンズや綿のパンツを履いている若者がとても多いです。特に女性はやや丈の短いスキニータイプのジーンズが好まれています。

これらは動きやすくとても実用的で、かつ身体のラインをセクシーに大人っぽく魅せてくれることから、若い世代を中心に大ヒットしています。

トップスに合わせるものも、Tシャツやカーディガンなどのシンプルなものが多いです。そもそものスタイルが良いので、彼らはそれらをとても上手に着こなしています。

体臭は強め?

これは個人差もありますが、ドイツ人は(不名誉なことに)「最も一夜をともにしたくない国の男性」として世界1位にランクインされた過去があります。そして、その理由になったのが「体臭がきついから」とのことです。

体臭は食生活も関係しており、ビールやソーセージを中心とするドイツ人の食生活が影響しているのかもしれません。

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ドイツ人の顔やスタイルなどの見た目的な特徴は、様々なルーツを持つ国ならではの特徴とも言えるかもしれません。

ドイツ人やドイツハーフの有名人・芸能人

ドイツ人を知る上で参考になる有名人を紹介します。見た目の特徴や性格的な特徴の参考にしてみてください。

アンゲラ・メルケル

2005年から現在まで(2021年の任期で引退予定)ドイツの首相を務める政治家です。ポーランド系の東ドイツ出身者で、若い時代を東ドイツで物理学者として過ごしていましたが、自身35歳の時に激動のベルリンの壁崩壊を経験、それを期に民主主義の政党に加入、以後本格的に政治活動を始めています。

女性議員、加えて旧東ドイツ出身者(この当時は東ドイツは文化的にも経済的にもかなり遅れていたと言われています)ということから、かなり政界でも弱い立場での出発であったにも関わらず、着々とその実力と手腕を周囲に認めさせ、2005年にはドイツ初の女性かつ東ドイツ出身の首相に就任しました。

現在EUの中でもその発言権や執行力を持つドイツ、メルケル自身現在の強いドイツを象徴するような形で長く君臨してきたわけですが、2013年のヨーロッパ難民受け入れ開始に伴い、ドイツ国民の不満は年々膨れ上がり、支持率は年々大幅に減少していると言われています。

オリバー・カーン

ドイツで最も名の知れた伝説的なサッカー選手です。父方の家族はラトビア出身で、自身は西ドイツで出生しています。ゴールキーパーながら、強いリーダーシップでチームを牽引・時に咤しながら、とても豪快で印象的なドイツ人選手として、世界的に名をあげました。

ブンデスリーガでは長くバイエルンミュンヘンに所属し、またドイツ代表として何度もワールドカップに出場し、鉄壁なドイツのディフェンスの要として君臨し続けました。

試合中に敵味方関係なく怒鳴り散らす様子や、スーパーセーブを連発する190cmの長身カーンは、日本でも一躍話題になりましたよね。

現在もドイツサッカーの解説など、様々な場所で活躍されています。

マリウス葉

ドイツ人の父親と日本人(台湾系)の母親を持つハーフです。現在はジャニーズ事務所に所属し、「Sexy Zone」のメンバーとして歌手や俳優などマルチな場で活躍中するタレントです。

180cmを超える高身長・抜群のスタイルと、ハーフらしい整った顔つきで、ジャニーズの中でも若い女性を中心に大人気です。

11歳で日本に来日するまではドイツのハイデルベルクで過ごしていることからドイツ語はもちろん、多言語教育が進むドイツで英語も習得されているので、3ヶ国語を流暢に話すことができると言われています。

現在は上智大学に通う大学生、タレント業以外にも様々なグローバルな分野で活動されているとか。今後の活躍に益々期待ができそうですね。


この他にも「アルベルト・アインシュタイン」「ミハエル・シューマッハ」ほか、「酒井高徳」などなど、ドイツ出身やドイツハーフながら日本でもその活躍ぶりで有名な方は本当にたくさんいます。ドイツ人やドイツハーフの有名人として参考にしてみてください。

まとめ

もともとドイツをはじめ、ヨーロッパ諸国は移民が非常に多い地域で民族間の混血が多く、一口にドイツ人の特徴は?と言われてもなかなか言い表しにくいものです。

これはあくまでも一般的なドイツ人の平均などについて述べたものであり、民族間の混血などによって一般的な特徴に当てはまらない人も多いです。そういった意味では色々な人種がいて、他の国の人から見ると見分けがつきにくい人が多いです。

時間や約束事をきっちり守る真面目で几帳面な性格(でもちょっと神経質なところ)は日本人にもよく似ています。少々我の強いところもありますが、旺盛な好奇心は一度仲良くなれば強固な絆で結ばれ、サッパリした性格も付き合いやすいはずです。

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