各国の外国人の特徴・国民性

パキスタン人の特徴(性格・見た目・恋愛観)と出会いの方法

パキスタン

インドの隣(西)に位置するパキスタンは色々な民族が入り混じった国です。パキスタンという国名も「パンジャブ州のP、アフガン人のA、カシミールのK、イスラム教のI、シンド州のS、バロチスタン地方の語尾をくっつけたものです。

ウルドゥー語という国語があるものの地域や民族によって言語はバラバラだったり、どこかつぎはぎな印象のある国ですが、国内の大部分がイスラム教徒で構成され、「イスラム教徒」という共通点により結束している国でもあります。

それでは、そんな色々な民族が入り混じったイスラムの国パキスタンに暮らすパキスタン人の特徴や国民性についてみていきましょう。

パキスタンとはどんな国?パキスタンといえば?

パキスタン人の暮らすパキスタンとはどんな国なのか?まずはパキスタン人の基礎となるパキスタンについて紹介します。

国教はイスラム教

パキスタンの正式名称「パキスタン・イスラム共和国」からもわかるように、国教はイスラム教で、人口の95%以上がイスラム教徒で構成されています。

元々パキスタンとインドは同じ英領インドに属していましたが、第二次世界大戦後にヒンドゥー教徒の多い地域がインド、イスラム教徒の多い地域がパキスタンとして独立した背景があります。

そのため、イスラム教は生活の様々なところに深く根を下ろしています。例えば、法律、服装、食べ物など、普段の生活に関係するおよそすべてのものに影響があると言えます。

悲しいことに、イスラム教に端を発する残酷な事件やテロも起きており、これがパキスタンの治安を不安定にさせる要素のひとつでもあります。

インダス文明の発祥地

世界三大文明のひとつ、インダス文明はパキスタンで発祥しました。これは、パキスタンの国土の大半がインダス川流域に位置していることからも明らかです。

インダス文明の遺跡と言われるモヘンジョダロ、ハラッパーは、どちらもパキスタンにあります。これらの遺跡は、パキスタンの観光名所となっています。

激しい人口増加

人口が2億人を突破したパキスタン。外務省のデータによると、パキスタンの年人口増加率は2.4%と、同増加率がほぼ横ばいの日本と比べると、目を見張るような増加率です。

この影響を受けて、最大の都市カラチでは交通渋滞が激しく、おびただしい数の自動車であふれかえっています。列車はすし詰め状態である上に、列車の上や周りにも多くの人が乗車したまま運行されています。

そびえ立つ山々

パキスタンには、カラコルム山脈、ヒマラヤ山脈、ヒンドゥークシュ山脈など、世界屈指の名峰が連なっています。

カラコルム山脈は、エベレストよりも困難とされる世界第二峰のK2や、マッシャーブルム(K1とも呼ばれる)、ブロードピーク(K3とも呼ばれる)が含まれる、国境に位置する山脈です。

言わずと知れた、世界最大の山脈であるヒマラヤ山脈、アフガニスタンからパキスタンへまたがるヒンドゥークシュ山脈も、パキスタンの見どころといえる山々です。


美しい風景や遺跡などが魅力的な反面、世界的に見ても上位に入る人口増加の影響や、宗教に由来した事件など、深刻な問題も多いことがわかります。

また、パキスタンにはトヨタや日産など多くの自動車メーカーが進出しており、販売される新車の95%は日本車と言われており、日本とも関係の深い国でもあります。

パキスタン人の性格・国民性

ニュース以外では、あまり目にしたり耳にしたりする機会のないパキスタンの人々。政情不安について聞けば、少し怖いイメージがあるかもしれません。では、実際はどんな性格をしているのかパキスタン人の国民性を見ていきましょう。

軽い気持ちで嘘をつく

パキスタン人は、比較的軽い気持ちで嘘をつくことが多いです。これは悪意からではなく、つい大きなことを言ってしまうというような感覚のようです。

また、噂話が好きなので、あることないこと言ってしまうという意味で、嘘をつくということです。

パキスタン人同士はこの性格を熟知しており、互いに話半分で聞くのが普通になっているようで、現地人同士現地での生活では大きな問題にはなっていないようです。

自己主張がハッキリしている

多くの人、特に男性は自己主張がハッキリとしています。自分の考えや自分をストレートに表現する人が多いです。

これは、政情が不安定という背景を持つせいかもしれません。

頼れるのは自分だけとか、信頼できるのは家族だけというような不安定な世界で暮らしているので、できるときには自己主張をしっかりとする、そんな育ち方になったのでしょう。

人懐っこい

パキスタン人は人懐っこく、見知らぬ人だけでなく外国人にさえも気軽に話しかけることがあります。特に用事がなくても話しかけたり、世間話を始めたりする一面があります。

また、男性も女性もおしゃべり好きです。イスラム教の影響で、外では男性と話さないためにおとなしく見える女性も、同性同士集まっておしゃべりや噂話に花を咲かせる人が多いようです。

男尊女卑やカーストの名残のある性格

前述のように、9割がイスラム教徒であるパキスタン人の未婚女性は、宗教上の決まりから、公の場所で男性に触れられないようにしたり、女性らしさを出さないようにしたりしています。

宗教由来の男性の方が社会的立場が上というような見方も広くあって、男性にしても女性にしても、この影響を受けた性格をしている人は多いです。

また、長らくインドと一体の国だったのでカースト制度の影響なのか上下関係も厳しく、職場や地域では目上の人が言うことが尊重され、うかつには逆らえない空気があります。


国教であるイスラム教は、生活ばかりでなく性格にまで深く浸透していることが分かりますが、一方で敬虔(けいけん)な教徒のイメージから外れているように思える、簡単に嘘をついてしまうなどの一面もあるので、興味深いですね。

パキスタン人の恋愛と結婚観

大きな文化の違いが如実に表れるのが、恋愛や結婚に対する見方の分野です。パキスタン人の恋愛観・結婚観にはどんな特徴があるのかを見ていきましょう。

結婚前の交際はほとんどない

パキスタン人は、そのほとんどがイスラム教徒です。そのため、宗教で禁止されている、未婚の男女が互いに触れたり、二人きりで旅行すること、同棲をしたりということはほとんどありません。

お見合い結婚が多いせいもあり、自由恋愛の末の結婚という形もほとんどありません。中には、親によって決められた相手と、交際期間がないどころか、結婚前に一度も会うことなく結婚するということもあります。

仮にこれに逆らい女性が自由恋愛の末に結婚したり、出産したりすると「一族の名誉を汚した」とみなされ、親族からリンチを受けて殺されてしまうこともあります。

昔ながらの伝統を重んじる人々は正当な行為だと主張しており、これは「名誉の殺人」とも呼ばれています。

早婚が多い

基本的に若くして結婚する人が多いです。これには、前述のように宗教上自由恋愛ができる環境にないことも関係しているでしょう。

特に女性は、識字率が大変低く、つまり十分な教育を受けさせてもらえない背景もあり、18歳未満で結婚することが多いです。

後述しますが、女性は基本的に働くことが許されていないため、中には10歳にもならないうちに結婚させられたり、望んでいないのに結婚させられたりということもあります。

男性が強く、女性は一歩引くのが基本

宗教的背景も関係して、男性の方が上という見方を持つ人も多いです。そのこともあり、男性は我が強くハッキリしていて、女性はその隣で一歩引くというのが基本です。

男性は、広く見られるその見方から、自分が物事の中心、自分が物事を引っ張っていかなければならないという意識か、積極的で、力仕事などを率先して行ってくれることも多いです。女性はそんな男性をたてることが必要です。

ただし、中には「妻は俺の所有物」と言わんばかりの考え方を持つ男性をいて、既婚女性が夫に黙って一人で出かけたり、映画を見に行っただけで夫の怒りを買い、殺されてしまうような事件もあります。

この男尊女卑の風潮は深く根付いています。

男性が働き、女性は家を守る

パキスタンでは、生活の収入は男性がたててくるのが一般的で、女性が外で働くということは、交際中から結婚後までほとんどありません。

そのため、基本的には稼ぐ仕事は男性の仕事です。一方の女性は家事をし、家をしっかりと守ることが必要です。

これは、男性には女性を守る責任・義務があるという考え方から来ていて、パキスタンでは、男性と女性の立場や役割がハッキリわかれていると言えるでしょう。

豆知識

イスラム教なのでテレビや映画の性表現は厳しく、キスシーンでさえ検問でカットされることがありますが、意外にもパキスタンにはポルノ映画館があります。とはいっても風紀に厳しいタリバンが出没する地帯(断続的に戦闘が続いている物騒な地帯)にあるので、観客は自動小銃を持った警備員から身体検査を受けて入場し、映画を鑑賞しているようです。


パキスタン人の結婚や恋愛の見方には、宗教的背景が大きく関わっていることがよくわかりますね。

パキスタン人の見た目とスタイル

時々ニュースで見かける顔やインドと近いことから、インド人に近い見た目をイメージする人が多いと思われるパキスタン人ですが、実際にはどんな見た目をしているのか。パキスタン人の顔やスタイルなど見た目の印象を紹介します。

彫りが深い

アジア圏ではあるものの、日本や中国系の彫りの浅い顔ではなく、隣国インド系の彫りの深い顔だちの人が多いです。そのため、見た目だけではインド人との区別がつかないことも多いです。

鼻が高く、眉と目が近く、色素の薄い、二重の大きな目をしている人がほとんどです。

男性も女性もおしゃれ

パキスタン人の男女はともにおしゃれに気を使っています。

近年では都市部ではメンズエステが広まりつつあり、女性はベールで顔を隠している人が多いですが、派手なメイクをしたり、ふんだんに香水を身に付けている人が多いです。

パキスタンの男性は、ひげを生やしている人が多いです。

口の上だけにひげを生やしている人、あごひげまで厚く豊かに伸ばしている人、四角く整えている人、薄めに整えている人と、ひげの伸ばし方は人それぞれのようです。

年配になってもひげを伸ばしている人が多く、それらの人は綺麗な白いあごひげを長く伸ばしていて、また雰囲気があります。

特に男性の間では「男は髪もヒゲもフサフサでこそ威厳がある」とみなされ、植毛サロンが人気です。

全体的に濃い

パキスタン人は、男性も女性も濃い顔立ちという印象を受ける人が多いです。

男性は黒髪や豊かな黒ひげ、また女性は長く伸ばした黒髪と黒い眉をしています。前述の通り彫りが深い上に、各パーツもしっかりしているので、そのような印象を受けるのでしょう。

肌は浅黒い

これは、パキスタンの中でも地方や土地によって差がありますが、基本的には日に焼けた浅黒い肌をしている人が多いです。中には、比較的色白の人もいるようです。


パキスタン人は、元はひとつの国であったインド人とほとんど変わらない顔立ちをしています。しかし、特に女性は顔を覆ったり、シルエットの分からない服装をしているので、見た目を判断する機会も少ないと言えます。

パキスタン人・パキスタン人ハーフの有名人

あまり身近で見かけることのないパキスタン人ですが、芸能界・政界などに目を向ければ、世界を舞台に活躍している人を知ることができます。

パキスタン人の特徴・国民性を知る上で参考になる有名人などについて見ていきましょう。

マララ・ユスフザイ

「私はマララ」で一躍有名になった人権運動家マララさんは、パキスタンでの女性が教育を受ける権利について訴えたことでよく知られています。また、ノーベル平和賞を受賞するなど、世界的にも有名になった女性です。

彼女は素朴なパキスタン人といった外見で、ややふっくらした頬に、意志の強そうな目が印象的です。肌はそれほど黒くはなく、写真によっては色白に見えることもあります。

MALIA

モデルその他多方面で活躍するMALIAさんは、日本生まれ日本育ちではあるものの、パキスタン人の父と日本人の母を持つハーフです。

父親譲りか、健康そうな浅黒い肌に、大きくてやや色素の薄い瞳が印象的な彼女は、さすがにモデルとしてスカウトされるだけあってとても整った印象の顔立ちです。ナチュラルメイクのMALIAを見ると、パキスタン人ハーフというのがよくわかります。

サイード横田仁奈

新体操ロンドンオリンピック日本代表のサイード横田仁奈さんも、パキスタン人の父を持つハーフです。

美しすぎるとも言われるほど整った美貌を持つ彼女は、すっきりとした輪郭の中に顔の各パーツがバランスよく収まった、とても可愛らしい顔立ちです。大きな丸い目が印象的です。

ちなみに、彼女の妹に当たるサイード横田絵玲奈さんは芸能活動をしており、やはり仁奈さんとよく似た二重の大きな瞳をしています。

サミア・ムムターズ

パキスタンの美しい自然を舞台に、鉄の掟から娘を守ろうと奮闘する母娘の姿を実話に基づいて描き、第87回アカデミー賞外国語映画賞パキスタン代表作品に選ばれた映画「娘よ」、この映画で母親役を見事に演じきったのが、サミア・ムムターズさんです。

笑うと優しそうに崩れる目元が印象的で、やはりしっかりとした黒髪、黒眉をしています。民族衣装がとてもよく似合う、パキスタンのお母さんといった風貌です。


あまり馴染みがないように感じるパキスタン人ですが、日本を舞台に活躍する有名人もたくさんいますね。また、映画やそのほかの活動を通して、世界にパキスタンを発信し、有名になった人もいることもわかります。

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