各国の外国人の特徴・国民性

ナイジェリア人の特徴(性格・見た目・恋愛観)

ナイジェリア

アフリカ大陸の中央からやや西に位置するナイジェリアは、1960年に独立を果たした比較的歴史の浅い国で、独立に至るまでの長い間イギリスの植民地だった歴史があり、ヨーロッパからの移民が多い国でもあります。

実は日本に移民しているアフリカ人の中でも1番多いのがナイジェリア人なんです。

そんな実は身近な国・人々にも感じるナイジェリア人ですが、ナイジェリアで生まれ育った人たちの国民性や性格に基づく恋愛観や結婚観ほか、見た目などの外見的特徴をまとめました。

ナイジェリア人とはどんな人なのかを見ていきましょう!

ナイジェリアとはどんな国?ナイジェリアと言えば?

まずは「ナイジェリア人」を形成する大国ナイジェリアについて紹介します。ナイジェリアを知り、ナイジェリア人のルーツを辿っていきましょう。

ナイジェリアの基礎知識

ナイジェリア(正式名称:ナイジェリア連邦共和国)は、アフリカ大陸の中央からやや西よりに位置するいわゆる西アフリカの国で、ベナン、ニジェール、チャド、カメルーンといった国々と国境を接し、南にはギニア湾が広がっています。

国土面積は日本の約2.5倍と大きく、首都はナイジェリア中央に位置するアブジャです。

公用語は英語ですが、250を超える民族が存在し、その民族が話す言語は様々です。宗教は主に北部がイスラム教、南部がキリスト教を信仰しています。

先にもお伝えした通り、長くイギリスの植民地だった影響もあり、ヨーロッパからの移民も多く、移民と先住民がともに暮らすことでヨーロッパ的な文化が融合された独自の文化が発展している国です。

ヨーロッパ系の混血を含む多民族国家

先にも述べたように、ナイジェリアは250を超える民族が暮らす多民族国家で、ハウサ人、イボ人、ヨルバ人がナイジェリアの3大部族とされています。

また、ヨーロッパの国々との関わりも深く、最初にナイジェリアを植民地化したのがポルトガルでした。奴隷貿易の拠点とされ、ポルトガル人やイギリス人が長い間ナイジェリアを支配した過去があります。

先住民たちに加えて、こういった歴史的な背景があるためにポルトガル人のようなラテン系やイギリス人のようなヨーロッパ系白人の混血も増えて現在の多民族国家が形成されています。

爆発的に増え続ける人口

ナイジェリアはアフリカ大陸の中で1番、世界各国の人口と比べても7番目に人口が多い国です。

その人口は1億9000万人を超え、年間で約500万人が増加していると言われています。そのため、2050年には4億人まで増えてアメリカを抜き、中国、インドに次ぐ世界で3番目に人口が多い国になると予測されています。

ナイジェリアの人口比は若年層が多いのが特徴で、年代別の人口を現す人口ピラミッドは綺麗な三角になっており、高齢化の進む日本とは反対の状況といえます。

貧困に苦しむ子供たち

アフリカには今もなお、貧困に苦しむ子供たちが多くいます。都市部においては豊かな生活をおくるナイジェリア人も多いですが、少し離れると貧困層と言われる人々が生活しています。

農作業などを手伝い、学校に通うことのできない子供たちや、学校に行く前に市場で売り子として働く子供たちが大勢います。それでも子供を産む親の中には子供に働き手になることを求める親もいます。

これからを担うはずの子供たちがこのような状況に置かれていることは世界的に大きな問題にもなっています。


ナイジェリアは都市部は開発され豊かになってきてはいますが、爆発的に増える人口と深刻な貧困など、まだまだ多くの問題を抱えているのが現状です。

ナイジェリア人の性格・国民性

戦争の引き金になった?強い愛国心

ナイジェリア人は愛国心が強く、スポーツなどではナイジェリア代表を国民一丸となって応援する姿が見受けられます。また、自国の産物に愛着を持っており、積極的に購入、消費しようとする人が多いのが特徴です。

ナイジェリアへの愛国心はときに政治的な行動へも発展してしまいます。

ビアフラ戦争とよばれる内戦はナイジェリアとナイジェリア人を思う気持ちが強いために起こってしまった戦争とも捉えられています。

ビアフラ戦争とは?
ナイジェリアのイボ人を主体とした東部州がビアフラ共和国と分離・独立を宣言したことにより起こった戦争で、ナイジェリア内線とも呼ばれる。
引用:wiki

親を中心とする深い家族の絆

若くして結婚する人も多いナイジェリアでは、いわゆる「大家族」が多いです。結婚しても家を出ずに実家で暮らす兄弟がいたり、多産な家庭が多かったりとその構成は様々です。

親の権限が強いのもナイジェリア人の特徴で、親の顔色を伺って行動するナイジェリア人も少なくありません。家族の絆は深いものの、日本でいう仲の良い家族とはまた違った側面を持っていると言えます。

いまだ女性の社会進出がなかなか進まない面がありますが、古くから女性は家庭に入る、といった考え方を子供に望む親が多いのも理由のひとつです。

明るく気さくで人懐っこい性格

明るくておしゃべり好きで、ユニークなジョークも言えて、初対面の人にも気さくに話しかけ、あっという間に仲良くなってしまうのがナイジェリア人です。

男性は特におしゃべり好きで、男だけの集まりで話に花が咲いて長くなる、といったこともよくあることです。

レン
レン
ここは日本人も同じかもしれませんね。

明るく気さくな性格に加え、声が大きく元気なのも特徴で、ナイジェリアのレストランではガヤガヤと賑やかな場合がほとんどです。ラテン系の血を引く人も多いので、明るく元気で人懐っこいのも頷けます。

他国の支配を受けながらも独立を果たした忍耐力

ナイジェリアは長く他国に占領されていた歴史があります。その自分たちの国なのに統治しているのは他国という状況下でも独自の文化を守りながら、ナイジェリアとして独立を果たしています。

まだ独立して約60年とナイジェリアとしての歴史は浅いですが、ナイジェリア独自の経済発展を遂げ、アフリカの中でも大国として成長した彼らには忍耐力と精神力の強さが感じられます。

ナイジェリア人の恋愛と結婚観

ナイジェリア人の「明るく気さくな性格」を考えると、アグレッシブで自由な恋愛を想像するかもしれませんね。ナイジェリア人のアフリカで根付いた恋愛観と結婚観を見ていきましょう。

「超」男性優位な恋愛観

日本人カップルや夫婦にも男性優位な関係や亭主関白な人はいますが、ナイジェリアの男性優位は日本のそれとは比較になりません。

ナイジェリアの社会全体がそれを当たり前としています。

家事・育児は妻の仕事で責任も妻にあります。それだけではなく、親族である親兄弟の世話も妻である女性がみるのが当然、といった考え方です。

宗教で禁止されている場合がほとんどですが、離婚という話になれば夫である男性には一切の責任がないとされています。

このように書くと女性は少し嫌悪感を抱いてしまうかもしれませんが、男性は男性で、家庭の外では仕事をして大勢の家族を養わなければならない責任を背負っています。

男性のためにとことん尽くす女性

ナイジェリア人女性は外国人にも人気があります。その理由はなんと言ってもその優しさと母性です。愛情深く母性に溢れたナイジェリア人女性は、男性に尽くして家庭を守るのが当然のことと捉えています。

男尊女卑と言ってしまうと女性が虐げられているように感じますが、男性を立てて自分の仕事をキッチリこなすことにやりがいを感じるナイジェリア女性は、妻として、母として、完璧(パーフェクト)なのかもしれません。

ナイジェリア人男性も基本的には働き者が多いので、うまくバランスが取れればかなり効率の良い分担制とも言えるかもしれません。

結婚は親族のためのもの

ナイジェリア人の恋愛や結婚には家族、特に親の意見が大きな影響力を持っています。結婚の可否についてはもちろん、交際についても同様です。

先にもお伝えした通り、結婚後は家族だけでなく一緒に暮らす兄弟や祖父母の世話までするケースも珍しくはありません。

日本人からすると「大変そう…」とビビってしまう家庭環境ですが、ナイジェリア人にとっては当たり前のことです。

その家で嫁となった女性が、家族の世話をしながら夫を支えることが昔からの風習で、自分の子供が結婚したときに嫁いできた女性がまた同じように世話役になるという文化があります。

子だくさんの大家族

人口増加の傾向からもわかる通り、ナイジェリア人夫婦には子だくさんな家庭が多いです。

婚前交渉を禁止されているキリスト教徒とイスラム教徒が多い国ですが、子供ができて結婚を決めるカップルも実はたくさんいます。傾向として性欲の強い男性が多く、真面目なタイプでも性欲に関しては別なのだとか…。

女性の性欲はそこまで高くないようですが、男性に求められると断らないのがナイジェリア女性の性格でもあります。

ナイジェリアにはまだまだ医療環境が整っておらず、病気も多い国で、5歳になるまでの乳児死亡率は日本の48倍にも登ります。こういった事情から子供を多く産もうと考える夫婦も多いようです。


当然と言えば当然ですが、ナイジェリア人は日本人とはまた異なった恋愛観や結婚観、家族観を持っています。ナイジェリアはアフリカでも発展している方ですが、まだまだ考え方や環境面での発展は途中なのかもしれません。

ナイジェリア人の見た目とスタイル

ナイジェリアはアフリカの国なので、黒人を連想する方も多いのではないでしょうか。多民族国家ナイジェリアに暮らす人々の見た目とスタイルの傾向を紹介します。

セクシーなぽってりとした厚い唇

ナイジェリア人の顔立ちを見てみると、そのぶ厚い唇に目がいきます。これは男女共通の特徴で、ナイジェリアだけでなくアフリカに暮らす人々にもよく見られる特徴の一つです。

日本人と比べると上唇もやや厚めな傾向がありますが、ぽってりとした下唇が特徴的で、女性の場合はセクシーさも感じられます。

ちなみに、ほとんどの女性は特別なパーティー以外はあまり濃い色の口紅をしないようです。

健康的でボリューム感のある引き締まった体格

アフリカ諸国の中でも西アフリカは比較的体格の良い人が多いとされていますが、ナイジェリア人も例外ではなく、筋肉の発達が良く、身長も高めです。

男性であればスッキリとしたスリムな体型よりはガッシリとした頼りがいのありそうな体格の人が多く、女性に関してもふくよかな人もいますが、メリハリがあって健康的で筋肉質なスタイルの人が多い傾向があります。

背筋や臀筋(お尻の筋肉)が発達しているため、お尻が大きくも締まりのある綺麗なラインをしている人が多いです。

横に広がった鼻孔と丸い鼻

ナイジェリア人、特にナイジェリア人男性は鼻筋が丸く、鼻孔もやや横に広がっています。

鼻筋の通ったヨーロッパ系がシャープな印象だとすると、ナイジェリア人はやや無骨な印象かもしれません。しかし、丸みのある鼻は笑ったときにとても優しさを感じられる顔立ちと言えます。

鼻が丸いこともまた西アフリカの特徴で、アラブ諸国により近いナイジェリア北部では、顔の小さい人も多いですが同様に鼻の丸さが見てとれます。

アフリカ系ネグロイドの黒い肌

アフリカなどに暮らすいわゆる黒人は「ネグロイド」と呼ばれる人種区分になります。
※差別的な意味合いはありません

彼ら(彼女ら)の肌はメラニン色素の影響で色が黒に近く、かなり乾燥しやすいのが特徴です。日本人にとってはベタベタすると感じるようなボディクリームでも彼ら(彼女ら)にとっては必需品となっています。

オーダーメイドの洋服を好むオシャレさん

ナイジェリア人はとてもおしゃれで、洋服が欲しいときにはまず布を買ってテーラーへ持ち込むと言われています。特別な日の服はもちろんですが、普段着る洋服もテーラーで仕立ててもらうことが多いのだとか。

アフリカには有名な染め物がたくさんありますが、ナイジェリアも例外ではありません。

「アンカラ」と呼ばれるろうけつ染めの染め物は有名で、民族衣装にも使われています。このアンカラはとてもカラフルで、実に多種多様な柄があり、そのたくさんの生地の中からお気に入りを見つけ、自分だけの洋服を作っています。

アイちゃん
アイちゃん
ナイジェリア人はとてもおしゃれなことが伺えますね。

ナイジェリア人やナイジェリアハーフの有名人や芸能人

ナイジェリア人の性格や外見的特徴を知る上で参考になるナイジェリア人の血をひく、有名人やハーフを紹介します。ナイジェリアハーフとしては有名な人も多く、あなたが知っている人もいるかもしれません。

それでは、ナイジェリア人やナイジェリアハーフの著名人を紹介します。

ボビーオロゴン

1973年、ナイジェリア・イバダン出身の日本で活躍しているタレント兼格闘家です。さらに言えば実業家でもあります。

テレビのバラエティ番組に出演したり、ナレーターとしても活躍しており、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

彼の父親は貿易会社を経営しており、裕福な家庭で育っています。父の会社で勤務していた際に日本に訪れ、後に「親日家だった父から聞いていた通りの日本の素晴らしさ、人の良さに惚れ込んだ」と話しています。

彼はテレビでよく見かけますが、声や身振り手振りが大きく、とても明るい印象を受けますよね。物怖じせずに発言するところも、とてもナイジェリア人らしいところです。

オコエ瑠偉

1997年生まれ、東京都東村山市出身のプロ野球選手です。彼の両親は父親がナイジェリア人で、母親が日本人です。

関東第一高等学校野球部所属時代に出場した全国高校野球選手権大会(甲子園)で注目され、卒業後は東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。現在は背番号9番をつけて活躍しています。

彼はナイジェリアハーフで、肌の色、唇の厚さや色にナイジェリア人らしい特徴がしっかりと見てとれます。

関口メンディー

1991年生まれ、アメリカ合衆国ニュージャージー州出身のダンサーです。

彼の両親は父親がナイジェリア人で、母親が日本人です。1歳の頃から東京都品川区に移り住み、ずっと野球をしていたそうですが、大学に入ってダンスを始めたようです。現在はGENERATIONSをはじめとしたEXILEなど複数のグループに所属しています。

音楽やダンスなどのパフォーマンス以外でもトーク番組などで彼を見かけることがありますよね。

ダンサーであり、明るく人懐っこいキャラクターも人気なようで、その陽気な性格はナイジェリア人の気質かもしれません。

リサ・フォラウィヨ

1973年、ナイジェリア出身のファッションデザイナーです。彼女のデザイナーとしての活躍もさることながら、インスタグラムでの投稿はインフルエンサーとして注目されています。

アフリカ諸国の中でも近代的な教育がされているナイジェリアですが、まだまだファッションに関する教育に関しては発展途上で、仕事としてもキャリアとして認められるには厳しい状況です。

弁護士資格を持つ彼女ですが、ファッションの知識は独学で習得したそうです。

先にもお伝えした「アンカラ」と呼ばれるアフリカ原産の布地とすべてハンドメイドであることが彼女のブランドの特徴です。

女性の社会進出というだけでも難しさがあるナイジェリアでファッションのブランドを立ち上げて成功している彼女からは忍耐強さや諦めない精神力の強さが伺えます。


近年日本のテレビ番組などでも活躍しているナイジェリア人やナイジェリアハーフの人が多く、ご存知の方も多かったのではないでしょうか。

ナイジェリア人やナイジェリアハーフの著名人として国民性などを参考に見てみると新しい気付きが得られるかもしれませんね。

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