北海道の2つ分ほどの国土に日本よりも多い1億6000万人以上が暮らすバングラデシュ。長きに渡り貧困に苦しんだ国でもありましたが人口が多く、労働力が豊かな国だけに近年は経済発展が進んでいる国でもあります。
近年は海外で働くバングラデシュ人も多く、日本にも8000人以上のバングラデシュ人が滞在しています。実は身近なところにいるかもしれないバングラデシュ人の性格的特徴や外見的特徴ほか、特徴的な習慣などを見ていきましょう。
バングラデシュ人との出会いが会ったとき話のネタにもできるかもしれません。
目次
バングラデシュと言えば
バングラデシュと聞くとパッと思いつくのは「日本と国旗が似ている」そんな人が多いかもしれませんね。日本と国旗が色違いなだけに何となく親近感も湧きますよね。
バングラデシュはどんな国でそこに住む人々はどんな人なのかが気になる人も多いのではないでしょうか。
例えばバングラデシュで代表的なものを挙げれば「衣料品」「紅茶」「ベンガル料理」などが有名です。
また、日本と似た国旗のデザインなこともあってか「親日国」であることも有名です。例えば、ユニクロやH&M、GAPなど私達にとって身近な洋服ブランドの服はバングラデシュで製作されており、日本を支える労働力としても日本の経済に深く関わっていたりします。
地理的に言えば南アジアに属し、北と東西の三方はインド、南東部はミャンマーの国境と接し、輸出入に必要不可欠な「ガンジス川」の下流部を有し、その豊富な水資源により米やジュートと呼ばれる繊維作りにも大きな役割を果たしています。
また、近年発展途上国のみならず先進国にも増えている「マイクロクレジット」の起原もバングラデシュだと言われています。このマイクロクレジットにより貧困を脱し、成功を収めている方も多く、今後の経済の発展が楽しみな国でもあります。
こういったバングラデシュという国の特徴を踏まえた上でバングラデシュ人はどういった人たちなのか、その特徴を見ていきましょう!
バングラデシュ人の性格
何でも引き受けてしまう優しい性格
バングラデシュ人の多くはどんな頼み事も頼まれたら断れないという人が多いです。
その理由は、バングラデシュ人の「のんびりした国民性」と大きく関係していると言えます。
自分のキャパを超えた頼み事をされても「どうにかやり遂げられるだろう」そう楽観視している人が多く、「断る」という考え自体起こらないようです。
行き当たりばったりで「やってみたらどうにかなるかもしれない」という考えを持っているがために、自分に出来る、出来ない関係なく何でも頼まれたら引き受けてしまうのですね。
バングラデシュ人の人柄の良さによってそのような行動を起こしている人が多いですが、中には「断りたいのに断れない」とストレスを抱えてOKしてしまう人もいるので、少し優しすぎるのかもしれません。
「できる」「やる」と言って100%完了すれば良いのですが、自分の能力を超える依頼でも引き受けてしまう事があるので、ビジネスシーンでは少し困る場面も出てきているようです。
人付き合いを大切にするフレンドリーさ
基本的に優しい性格のバングラデシュ人ですが、人と人のつながりを大切にする傾向が強いです。
家族や友人など自分の周りの人はもちろん、知らない人に対しても優しく、観光客には道を案内してあげたり、困っていたら助けてあげるなどの優しさを持ち合わせています。
優しくフレンドリーなので、一度一緒にお茶を飲んだり食事をすれば、「友達」と思われることが多いので、バングラデシュ人と仲良くなりたいなら、まずは一緒にお茶や食事をしてみることから始めてみましょう。
人口の約9割の人がイスラム教を信仰
近年では紛争やテロなどが多く、少し過激なイメージを持ってしまう方も多いイスラム教ですがバングラデシュではほとんどの方がイスラム教を信仰し、その戒律に従い生活しています。
しかしバングラデシュなどのベンガル地方では特有の文化もあり、ファッションなどで言えばイスラム教においては女性は人前で肌を露出してはいけない決まりがありますがなぜかボディラインや胸元や脚をさらけ出すのはダメでもおへそを出したファッションをしている女性も多いです。
おもてなしの心を持つ
イスラム教の教えは敬虔(けいけん)なものであり「持つ者が持たざる者に分け与える」とされています。そういった信仰も関係してか困った人を見るとすぐに助けるように幼い頃から教育されています。
バングラデシュ人の優しさや人付き合いを大切にする国民性は、イスラム教の教えからきているのかもしれません。
自国愛が強い
自分の国が大好きなバングラデシュ人ですが自国愛の強さは世界でもトップクラスと言えるでしょう。
その理由は、イギリスの植民地下にあったインドから、東ベンガルとして分割され、その後パキスタンの一部となった後、独立戦争を経て現在のバングラデシュが建国されました。それが1971年のことで、わずか50年ほど前のことです。
それ故に、国民が自ら「独立」を勝ち取ったという精神を強く持っているので、自然と自国を愛する人が多いです。
その他、自国愛が強いように自国の言葉でもあるベンガル語へもこだわりが強く、日本からインドに輸出されたヒンディー語のドラえもんを観る子供が増えたためベンガル語を話さなくなることを懸念した政府が放送を禁止にしたなんて逸話もあるくらいです。
ナルシストが多い
バングラデシュ人には美人とイケメンが多いと言われていて、とにかく自分の容姿に自信を持っている人が多いです。
例えば、その考えを裏付けるのが自撮りやSNSへの投稿です。
行く先々で自撮りをし、すぐにFacebookやInstagramなどにアップし、プロフィール画像なども自分の画像をコロコロと変えています。
礼儀正しい
日本でも「おはようございます」「さようなら」など挨拶をする習慣は日常的にありますし、幼稚園や学校でも挨拶についてはしっかりと教えられます。
しかし、バングラデシュでは日本以上に挨拶に厳しく、知っている人だけではなく知らない人にも挨拶をするのが当たり前になっています。
特に田舎ほど他人に対して親切というのもバングラデシュの特徴です。
とにかく礼儀正しく、人に優しい、それでいてフレンドリーな国民性があって、私たち日本人とも気が合いそうな国・人な気がしてなりませんよね。
バングラデシュ人の見た目やスタイル
目が綺麗
バングラデシュ人にはイケメンや美女が多いと言われていますがその理由は「目(瞳)」にあります。
全体的にエキゾチックな雰囲気を醸し出し、それも魅力の一つなのですが、特に透き通るような目がとても美しいと世界的に言われています。
目が綺麗な上に、鼻も高くスーッと筋が通っているので全体的に整った端正な顔立ちをしている人が多いです。
瞳の色はバングラデシュ人にとって大きなチャームポイントとも言え、日本人のような黒茶色の瞳をしている人もいますが、全世界でも持つ人が多いブラウンや別名オオカミの目とも呼ばれる「アンバー」である人もいます。
アンバー色の瞳はブラウンをベースとしていますが、イエローやゴールドも混ざった透明感の強い色なので、キラキラとしているのが特徴的です。
背が高い
日本人に比べ、身長が高い人が多いです。
特に男性に関してはその身長の高さを活かしてモデルとして活躍している人も多く、中には日本で活躍している人もいます。
背が高くてイケメンときたらモテるのは当然で、日本人以外にも「バングラデシュ人と結婚したい」と思う人は多いようです。
目力が強い
目が綺麗と紹介しましたが、目力が強いのもバングラデシュ人の特徴です。
バングラデシュ人からすれば、「ただ見ているだけ」なのに、日本人からすると「睨まれている」「何か言いたそう」と感じてしまうこともしばしばある程です。
真顔の時の強い目力も素敵ですが、笑った時に目が優しくなるのもギャップがあり、国内、国外問わずに魅かれる人は多いです。
バングラデシュの特徴的な習慣
バングラデシュではどのような習慣があるのか。もしかすると私達日本人とは全く違った驚くべき習慣を持っているかも!
仲良くなったらすぐに自宅に呼ぶ
バングラデシュ人は非常にフレンドリーで友好的な性格の方が多いですが、仲良くなったらすぐに(その日のうちにでも)「家においでよ」と誘われることも少なくありません。
これはお国柄、文化の違いも大きいです。
例え、街中でたまたま仲良くなっただけの人であっても簡単に自宅に呼び、一緒に食事を共にするのが日常的です。
日本ではあまり考えられない光景ですがもしそのお誘いを断ると「友達になったのになんで?」と機嫌を悪くされてしまうこともあります。
個人情報を1から10まで聞く
バングラデシュ人の考える友達の定義は「相手のことを何でも知っていること」なので、相手の個人情報を全て知りたがる傾向があります。
挨拶をして、少し話をして、ちょっと仲良くなった人のことをさらに詳しく知るために、住所、電話番号、家族構成、仕事、恋人の有無など初対面にもかかわらず質問攻めにすることは決して珍しくありません。
日本人からするとちょっと「うざい」と思ってしまうようなことでも、バングラデシュ人にとっては普通のことなのでここは大目に見ることも大切ですね。ある意味でとてもフレンドリーで友好的とも言えます。
バスはどこでも好きなところで停めてくれる
こう書くとまるでタクシーのような扱い見えますがバス停に着くまでに降りたい場所があれば降ろしてくれます。
また、バスに乗る時にもバス停以外の場所から乗ることが可能で手を挙げるとすぐに乗せてくれます。バングラデシュに訪れた際はその光景を目の当たりにすると思いますし、一度体験してみるのもいいかもしれません。正直とっても便利ですよね。
基本的にクーラー・エアコンを使わない
地理的な位置から年間を通じてかなり暑い国であるにも関わらず、バングラデシュでは基本的にクーラーがない家が多いです。
しかし、真夏になると40度を超え、湿度80%以上という日もあるので、日本人からすると耐え難い暑さかもしれません。
ホテルなどの宿泊施設であれば当然クーラーは付いているだろうと思いがちですが、そういった場所でもクーラーそのものが部屋にないという場合が多いようです。
暑い時期にバングラデシュを訪れる際は、必ず部屋にクーラーが付いているかどうかを確認しておくのもバングラデシュを楽しむためには大切なことです。
バングラデシュ人の有名人
バングラデシュ人の有名人やバングラデシュ人と日本人のハーフの有名人といえば誰なのか。外見的特徴を知る上でヒントにもなるハーフの有名人・芸能人を見ていきましょう!
ローラ
特に有名なのがタレントやモデルとして活躍する「ローラ」です。ご存じの方も多いですよね。
父親がバングラデシュ人で母親が日本とロシアのクォーターで外国人のハーフタレントとして活躍しています。皆さん知っての通りかなりの美人ですよね。
今やハーフモデルブームの火つけ役とも言われるくらい、バラエティ番組から音楽番組にいたるまで様々なシーンで引っ張りだこです。
AIVE
こちらもバングラデシュ人と日本人のハーフですが、ローラと同じくクッキリとした目鼻立ちにエキゾチックな雰囲気が彼女の魅力です。
モデルやタレント活動をしていましたが、2011年に本格的に音楽活動をスタートさせ、アルバム発売やライブ活動などをしています。
まとめ
バングラデシュは日本との関係性も強く、親日国とされています。また、優しく人付き合いを大切にする国民性なので、日本人が現地に行くと歓迎してくれるのは間違いないでしょう。
美人とイケメンが多く、エキゾチックな雰囲気が魅力的なバングラデシュ人とぜひ交友関係を深め、仲良くなってみてくださいね。
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