各国の外国人の特徴・国民性

エストニア人の特徴【性格・見た目・恋愛観】

エストニア

バルト三国最北の国エストニアはハイテク技術で時代の先端を行くIT国家です。一方で都市部を離れれば大森林が広がり、手付かずの自然が多く残っています。街々は中世の面影を残す絵本のような雰囲気のかわいらしい街並みで、伝統と近代が融合した様相です。

IT国家、さらに北欧と聞けばどこか「堅物」をイメージしてしまいそうなものですが、エストニア人はどんな性格、どんな外見、そしてどんな恋愛観や結婚観を持っているのでしょうか。

エストニア人の国民性、お国柄についてまとめました。あくまでも傾向の話ではありますがお楽しみください。

エストニア人はどことなく日本人に似た気質と言えます。

首都 タリン
人口 132.5万人(2019年)
面積 45,226㎢
言語 エストニア語
宗教 キリスト教、無宗教
通貨 ユーロ

エストニアとはどんな国?エストニアと言えば?

エストニアの基礎知識

エストニア(正式名称:エストニア共和国)は、北東ヨーロッパに位置する国でロシア、ラトビアと国境を接しています。北と西がバルト海に面し、バルト海の北側(フィンランド湾)にフィンランドを望みます。

国土面積は日本の約9分の1と小さい国で、首都はタリン、言語はエストニア語を話します。

ヨーロッパでは珍しい国民の半数以上が無宗教の国です。

バルト三国の最北の国

エストニアはラトビアとリトアニアと合わせて呼ばれるバルト三国の一国で三国の中では最も北に位置する国です。

ヨーロッパでも三国一緒に見られがちな少々存在感の薄い国ですが、他国(ラトビアやリトアニア)とは話す言葉に少し違いがあったり、中に入れば別の国です。

北欧の国ではありますが、三国の中でも特にその意識が強い国でもあります。その証拠に(と言っていいのかわかりませんが)お隣のフィンランド同様にサウナ文化が根付いています。

IT大国

バルト諸国の小さな国として知られているエストニアですが、旧ソ連圏きってのIT大国としても有名です。

ソ連が崩壊した翌年(1992年)からエストニアの改革が始まります。この時のエストニア政府は若手で構成されていたこともあり、思い切った改革を行いました。

古いアナログの電話交換機は使わず独自の電話システムを開発したり、土地登記のシステムも紙ベースではなく最初からペーパーレスシステムが構築されました。そして現在のエストニアは世界最速レベルのインターネット回線が張り巡らされています。

今となっては世界的に有名なインターネット通話の「Skype(スカイプ)」を開発した国であり、官公庁では紙の書類を使わず、他国に先駆け2002年から電子投票を段階的に導入している国でもあります。

行政サービスの99%がオンラインで完結しており、世界初と言われたインターネットによる選挙の投票も今やエストニア人にとっては当たり前のことになっています。

絵本のような景観

エストニアの風景を一言で表すとすれば「メルヘン」や「絵本の国」と表現するのがふさわしいかもしれません。

首都タリンには高い建物がなくパステルカラーの可愛らしい家々や石畳の道が多く見られます。

タリン(エストニア)

エストニアの冬は厳しい寒さに見舞われますが、空気が澄んでいて綺麗な夜空・夜景が楽しめます。三角屋根の塔やレンガ造りの建物、カラフルな壁と雪景色。まさに住んだ夜空をトナカイに引かれたサンタクロースが横切りそうな絵本のような世界です。

支配に耐え独立を勝ち取った国

エストニアは過去に色々な国々に占領されてきた歴史があります。最初にエストニアを占領したのはデンマーク、その後、ドイツ、スウェーデン、ロシア(旧ソ連)に占領されています。その間に独立を宣言したこともありますが、強国に併合されています。

スウェーデンに占領される前には人口が半分ほどに激減してしまう悲しい戦争に巻き込まれましたが、スウェーデン支配下の時代には制度改革や教育が発展したといいます。

そのこともあってかスウェーデン支配の時代は今でも「古き良きスウェーデン時代」と言われていたりします。当時はエストニア語が大切にされていたという説もあります。

それとは反対に、ソ連支配下時代はエストニア人にとってただただツラい暗黒の時代だったと言います。反抗すればシベリアに送られ、エストニアには大量のロシア人が侵入した影響でエストニア人の割合は94%から60%まで下がってしまいました。

エストニアが現在の形になるために独立宣言を出したのは1991年のことで、1994年にはソ連の軍隊が完全撤退し、エストニアはついに自由を手にすることになりました。

エストニア人の性格・国民性

日本人に似た控えめな性格

エストニア人は北欧人らしく無口でシャイな人が多く、その他どことなく日本人に似ている性格をしています。どんなところが似ているのかと言うと「控えめ」「我慢強い」「ハッキリと物事を伝えない」といった点が似ているところと言えるでしょう。

おとなしい性格の人が多いエストニア人は遠慮深いところがあります。

日本で言う「空気を読む」ところがあって、場の雰囲気を壊さないように思っていることを口にしない傾向があります。

手先が器用(でDIY好き)

手先が器用なところも日本人と似ているかもしれません。

エストニアにはDIYが得意な人が多く、そのためか大きなホームセンターが多いです。中にはプロが使うような本格的な工具を使いこなす人も…。

エストニア人がDIYを得意とするのには、エストニアならではの要因があります。

実は、法律で特定のエリアや建築スタイルの建造物の取り壊すことが禁止されています。そのため、どんなに古くてもリフォームしたり、自分で修繕したりするようになったと言われています。

法律により決められているため仕方なく…かもしれませんが、結果としてなんでも自分でやってしまう人が多いようです。

仕事に真面目(残業も多い)

日本では残業したり休日出勤をしたりと、時間外労働をする人が多いことが海外でも知られていますが、エストニアもまたそういった働き方をする人が多いです。

強制されているわけではなく、仕事が好き!と感じて熱心に働いている人が多いようですが、それが働き方として定着してしまっている側面があります。

プライベートではスケジュールを組むのが苦手でやや時間にルーズなところもありますが、仕事のスイッチが入ると熱血な人が多い傾向があるようです。

エストニア人の趣味趣向

エストニア人の好きなものといえば、「自然」「お酒」「サウナ」「パーティー」です。

自然が多いエストニアでは、名産品に木製品があげられ、休日は自然の中でのんびり過ごすことを好むなど自然と人とが共存しています。

夏季は爽やかな陽気で過ごしやすいですが、冬季は気温が低く寒い日には-20度にもなり、サウナは欠かせません。

また、遠慮深くなかなか本音を言えないエストニア人でも、パーティーなどの席でお酒が入るととても開放的になると言います。

北欧諸国に仲間意識

エストニアはフィンランド湾を挟み北欧フィンランドとお隣同士です。

もともと北欧圏に位置する国ではありますが、北欧に対する意識は高く、三国よりも言語や文化が近いフィンランドなど北欧に仲間意識を持っています。そのためかフィンランド同様にサウナ好きの人が多いです。

サウナはエストニア人にとって男同士女同士が集まり裸で語り合う社交場となり、情報交換や様々なウワサ話が飛び交っています。

エストニア人の恋愛観・結婚観

アプローチは男性から

エストニア人の恋愛は男性のアプローチから始まるのが一般的です。告白の文化はありませんが、デートに誘ったりするのは男性からというケースがほとんどです。

近年は女性の社会進出が進んでいて、経済力のある女性が増えているのでデート代は割り勘も多いです。

それどころか旧ソ連崩壊以降は男性の立場は随分と低くなっています。社会主義の時代に官営企業や農場で働いていた男性は会社が潰れ、失業した人も多いですが、一方で旧ソ連の学校教員には女性が多かったこともあり、教師をしていた女性が一家の働き手という世帯は少なくありません。

デートプランは話し合って決められ、男性は女性の意見を尊重し、女性は男性に頼りきりにならないのがエストニア流です。

キスが告白代わり

キスが告白のかわりと聞けば、「告白せずにキスだなんて軽い」と思うかも知れませんが、実際はその反対です。

エストニアには告白の文化がありませんが、二人きりでカフェに行けばそれはデートとして捉えます。

恋愛に保守的な人が多いため、キスは「大切にするという誓い」のような意味合いを持つ大変意味のあるものです。

アイちゃん
アイちゃん
告白がないかわりに行為がその証明にもなり得るのは日本とは違い面白い文化ですよね。

事実婚が多い

保守的な恋愛が一般的なエストニアですが、結婚に関しては自由な考えを持っています。付き合っているから結婚すると考えている人は少なく、一緒にいるから家族と考える人が多いので事実婚が多くなっています。

また結婚式をあまり重視していない人が多く、入籍してから何年も経ってから結婚式をする人もいます。

事実婚ではなくどうしても結婚したい!と考えている場合は女性からプロポーズすることもあるようです。

家族ファースト

エストニア人は男女ともに育児休暇が認められており、取得率も高いです。男性が育児にとても積極的なのが特徴的で、女性が仕事をして男性が家事をする「主夫」もまた多いです。

エストニアは福祉大国で子供がいる家庭への手当てが充実していたり、幼稚園や学校が多く環境が整っていたりと、子どもを育てやすい国なので出生率も少しずつ上がってきているのかもしれません。

週末には親戚が集まってパーティーをする家庭も多くとても賑やかです。

エストニア人の見た目やスタイル

色素が薄い

エストニアは北東ヨーロッパに位置する国で、東ヨーロッパの国々と同じ分類にされることもありますが、暮らしているエストニア人の見た目はフィンランド人系(フィン人)に近いと言われています。

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フィン人は白人の中でも極めて色素が薄く、肌は陶器のように白く体毛の色も薄いです。

エストニア人もまた肌が白く、ブロンドヘアの人が多く、まつげの色も薄いので日本人からすると神秘的な見た目に見えるかもしれません。

身長が高い

エストニア人の平均身長は男性が181cm、女性が167cmです。平均体重は男性が82kg、女性は65kgと日本人に比べて全体的に体格の良さが感じられるでしょう。お年寄りでも180cm程の身長の人が多いです。

高身長に加えて手足が長いので自転車のサドルや飲食店のイス、トイレの便座などが高く設定されていることが多いです。

大柄な男性が多い

エストニア人男性は長身で筋肉質、鼻が高く、彫りが深い傾向があります。特に体を鍛えていなくても腕や足の筋肉が発達しているので、マッチョに見える方が多いです。

その大きな体を支えている足もまた大きく、靴屋さんでは日本ではなかなか見かけることのない30cm以上のサイズの靴がたくさん並んでいます。

見た目に合わせているのか、男らしさを重視しているのか、今のトレンドなのか、ほとんどの人が短髪です。

モデルのように美しい女性

エストニア人女性は身長が高く色白で顔(頭)も小さく、鼻筋が通ったキレイな顔立ちをしています。

先にも述べた通りブロンドヘアの人が多いですが、そうでない人は金髪に染める人も多いようです。

長髪を好む傾向があり、ブロンドや茶色の髪をお尻に届くくらいまで伸ばしている人も多いです。長髪が好きな男性にはとても美しく見えるかもしれませんね。

エストニア人やエストニアハーフの有名人・芸能人

把瑠都凱斗(ばるとかいと)

1984年生まれ、旧ソビエト連邦のエストニア、ソビエト社会主義共和国、(現エストニア)のレーネ・ヴィル出身の元大相撲力士です。四股名の「把瑠都」はエストニアが面しているバルト海、「凱斗」は本名(カイド・ホーヴェルソン)に由来しているそうです。

日本での活躍からご存知の方も多いかと思いますが、スピード出世で十両まであがり、大関まで登りつめた力士です。怪我に見舞われることが多く、生涯戦歴は431勝213敗でした。

彼はとても家族想いで、親孝行者としても知られています。

エストニアから遠く離れた日本で力士になることを決断したのも兄弟3人を女手一つで育ててきた母親を助けたいという思いからで、エストニアの関係者には、「家族を幸せにしたい」と話していたと言います。

こういったエピソードからは、エストニア人らしい家族想いな性格が感じられますね。

サスキア・アルサル

1994年生まれ、エストニアのヨゲヴァ出身のスピードスケート選手でオリンピックに出場したエストニアの代表選手です。

2018年に行われた平昌オリンピックでは、女子マススタートで惜しくも4位と言う成績でメダルは逃したもののすばらしい活躍を見せました。

彼女が注目されたのは競技だけではありませんでした。初日に行われた開会式では、エストニア選手団の旗手を努め「美人過ぎる」と日本でも話題になりました。

彼女の身長は176cmととても高身長です。体格を見るとスケート選手らしい発達した太ももにも目がいきますが、やはりモデルのようなルックスが目を引きます。目鼻立ちがハッキリとしていてエストニア人らしいブロンドヘアが特徴的です。

アヌ・タリ

1972年生まれ、エストニア出身の女性指揮者です。国際的に有名な指揮者で、日本でもCDが販売されており、コンサートも開かれています。

女性の指揮者は世界的に見てもかなり少ない割合ですが、彼女は若くして双子の妹とともにタリンに交響楽団を設立するなど活動的なことでも注目されています(現在、楽団は「ノルディック・シンフォニー・オーケストラ」と名前を変えています)。

近年のエストニアでは、女性の社会進出が進んでいますが、彼女はその代表的なキャリアウーマンと言えるでしょう。また、彼女の外見を見てみても通った鼻筋や色素の薄い肌と髪の色はエストニア人らしい外見的特徴と言えますね。

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