大国アメリカは世界一移民が多い国でもあり、白人や黒人など様々な人種が共生し、お互いの文化が混ざり合うことでアメリカ文化を作っています。
アメリカはまさに「人種のるつぼ」であり、「アメリカ人」と一口に言ってもその特徴は様々であり、同時に一言で言い表すのは難しいところがあります。
ここでは主にアメリカに住んでいる白人と黒人の内面的特徴(性格)や外見的特徴(見た目)について紹介していますが、あくまでも一つの傾向として参考にしてください。
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首都 | ワシントンD.C. |
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人口 | 3.272億人(2018年) |
面積 | 962.8万㎢ |
言語 | 公用語はないが主に英語 |
宗教 | キリスト教(カトリック、プロテスタント) |
通貨 | ドル |
目次
アメリカってどんな国?アメリカと言えば?
アメリカの基礎知識
アメリカ(正式名称:アメリカ合衆国)は、カナダやメキシコと国境を接する、国土面積が日本の26倍、人口世界第3位(日本の2.5倍)の大国です。首都をワシントンD.C.に置き、(法律での定めはありませんが)主に英語が使われています。
国民のほとんどがキリスト教徒ですが、憲法で信仰の自由が保障されています。
白人や黒人、ヒスパニックやアジア人などが暮らす多民族国家で、世界で一番移民が多い国であることから「人種のるつぼ(るつぼとは色々なものがまざっていること)」と言われています。
アメリカの食文化
アメリカの食と聞くとビッグサイズなものや高カロリーなものを思い浮かべるかもしれませんね。
アメリカはハンバーガーなどのジャンクフードも多いことから肥満の人が多く、その影響から現在では「ローファット(低脂肪)」の牛乳やチーズなどダイエットに向いている食品がたくさん開発されています。
そして、アメリカの味といえば「ケチャップ」です。アメリカはケチャップ消費量が世界1位で、色々なものにケチャップを使用します。ハンバーガーやフレンチフライ、ホットドッグなどなど、どれも日本でも馴染みが深いものばかりですね。
なくならない差別
アメリカに限ったことではありませんが、アメリカには様々な差別が存在します。古くから言われている問題は黒人に対する差別でしょう。
アメリカにはヨーロッパから移住してきた白人を先祖とするアメリカ白人と、その白人に奴隷として連れてこられた黒人を先祖とするアメリカ黒人がいます。
1861年に起こった南北戦争は奴隷解放の賛成派と反対派の間で起こった内戦です。かつて奴隷だった黒人に対する差別は未だに残っており、それに対抗するデモは各地で行われています。キング牧師が行った奴隷解放100周年の際の演説はあまりにも有名ですね。
しかしながら未だに差別はなくならず、それどころか近年では白人至上主義を声高に叫ぶ人が増えてきました。
差別は黒人に対するものだけではなく、ヒスパニックやアジア人、難民として逃れてくる移民に対しても同様です。移民問題は世界の問題でもありますが、世界一の移民大国で巻き起こっている人種差別と移民問題は世界の縮図であり、とても深刻なものです。
アメリカ人の性格・国民性
ONとOFFの切り替えが上手
アメリカ人はONとOFFの切り替えがハッキリとしています。仕事の時間は仕事をキッチリとこなし、終業とともにプライペートに切り替わります。残業をすることも少ないです。
家に帰って家族と過ごす時間はとても大切で、食事を家族揃ってとるのは当たり前のことです。また、休日には親戚や友人が集まってバーベキューを楽しんだり、ショッピングに出かけたり、教会や習い事に時間を使います。
休日にしっかりと楽しみながらリフレッシュをしてまた仕事をする平日を迎える準備をします。
一人の問題はみんなの問題
アメリカ人は9割近くがキリスト教徒と言われており、そのほとんどがプロテスタントです。キリスト教の教えが影響しているのか、アメリカ人はひとりの悩みや問題に対して一緒に取り組もうとする姿勢が見られます。
話をして慰めの言葉をかけてくれたり、悩みをうちあけた後も、その後どうなったのか?を心配してくれたりと、問題に直面したときに気にかけてくれる人が多いです。
また、街を歩けばチャリティを行っている人々をよく見かけます。日本が東日本大震災にみまわれたときにもたくさんの人々が募金活動や支援活動を行っていたことは記憶にも新しいですね。
YES・NOがハッキリしている
外国人全般に言えることですが、「はい」「いいえ」がハッキリしています。
日本人は謙虚さを美徳としているがゆえ、相手の質問に対してあいまいな受け答えをする人が多く、良く言えば謙虚、悪く言えば優柔不断なところがあります。
アメリカ人には以心伝心などという考え方はなく、言わなければ伝わらないと考えているため、ハッキリした物言いをする人が多いです。
気になることはすぐに聞く
日本人からするとややデリカシーに欠けると感じてしまうかも知れませんが、アメリカ人は「なぜ?」「どうして?」を知りたがります。
たとえば、恋人と破局したとアメリカ人の友人に話したのならば「いつ?どうして?原因はどっちにあるの?まだ気持ちは残っているの?」などの質問攻めにあうかもしれません。この行為自体に悪気はなく、「そっとしておく」ということはあまり得意ではありません。
気持ちに寄り添おうとしている人もいれば好奇心から聞いている人もいますが、話したくない場合はハッキリと伝えた方が良いです。
オーバーリアクション
感情表現豊かな人が多く、質問に対しての答えや結果に、非常にわかりやすいリアクションをとる人が多いです。
嬉しいときは天を仰ぎ喜びを示し、悲しいときは肩を落としてガッカリします。
オーバーリアクションとも言えますが、身振り、手振りを交えたリアクションはコミュニケーションが取りやすく、伝わりやすいところがあります。
負けず嫌いで勝ち負けにこだわる
とにかく負けず嫌いの人が多いです。歴史をたどるとアメリカはイギリスから海を渡り、インディアンの土地を奪いとった過去があります。
常に自分たちの国や、自分のために戦う性格が現れているとも言えます。勝っているときは良いですが、負けると極端に落ち込んでしまう人も多いです。
アメリカンドリームの精神
均等に与えられた機会を逃さず、努力と知恵で夢を実現させる。アメリカ人の成功へのマインドはとてもポジティブです。
アメリカ人は自分の夢や希望について強い思いを抱いている人が多く、「こうなりたい」という理想に向かって努力を惜しまず諦めない姿勢が見られます。世界的な大企業の創始者がアメリカ人に多いことからも、説得力が持てますよね。
アメリカ人の恋愛観・結婚観
まずはデートから
アメリカ人は交際を始める前にまずはデートをします。明確な好意がある相手を誘うのはもちろんですが、少し気になっているという相手でもまずは食事をしたり、パブに行ってみたりと二人きりで過ごして交際のシミュレーションをするという人が多いです。
恋人に発展するには「楽しい時間を過ごせた」と感じられる以上の「恋人同士になったときのイメージができるか」ということが大切なようです。楽しい時間を過ごせるだけでは友達以上の関係になるのは難しく、プラトニックな付き合いになってしまうようです。
いつでも一緒に行動
恋人同士になると出かけるときは2人で出かけることが多くなります。例えば、彼氏の友達の誕生日パーティーで、彼女は直接の知り合いでなくても2人で出席するというイメージです。
また、結婚して夫婦になると仕事の場でも夫婦で参加することが増えます。
よくスポーツのヒーローインタビューや映画賞の授賞式でも隣に奥さんや子供がいる光景を見かけますよね。これは一般の人でも変わりはありません。
イベントは家族と一緒
イースターや感謝祭、クリスマスなどキリスト教行事が多いアメリカではそれらを家族で過ごします。日本ではあまり宗教的な意味合いはないのでクリスマスは恋人と過ごしたいと思う人も多いですよね。
夫婦となれば家族ですからもちろん一緒に過ごすわけですが、大体の場合は早い時間にお祝いをして夜は家族だけで過ごします。これは独身の男女でも同じなので、特別な日にデートをすることはあまりありません。
キリスト教徒が多い国ですから、そのことに不満は持たないですし、「クリスマスなのに一緒に過ごさないの?」というケンカもありません。
離婚率が高い
キリスト教では離婚はしてはいけないことと教えられていますが、アメリカは世界でも離婚率の高い国です。
減少傾向にあるとされる近年でもその割合は30~40%と高く、結婚したカップルの約半数が離婚に至っています。そして再婚し、また離婚する確率も高いと言われています。
最近では日本で言う「熟年離婚」が多くなっていて、子育てを終えた55歳以上の離婚率が急増しています。
たしかにアメリカの有名人でも離婚の報道はよく見かけます。また、生い立ちなどをみても両親が離婚している有名人も多いです。
アメリカ人の見た目やスタイル
アメリカ人(白人)の平均顔
アメリカ人と一口に言っても、白人、黒人、黄色人種など様々な人々が暮らしています。
歴史の流れや人種差別撤廃運動などにより、白人と黒人の混血も多くなり、白人と黒人の特徴を持ち合わせている人も多く、純粋なアメリカ人は少なく、どこかの地域との混血の人が多いのが特徴です。
白人
アメリカに暮らす白人のルーツはヨーロッパからの移民です。ドイツ系が1番多く、イングランド系、アイルランド系など様々な混血の人々がともに生活をしています。
例えば、一口にドイツ系やイングランド系と言ってもその両親もハーフやクオーターであることが多く、一人のルーツを辿るだけでも何ヶ国かの国名が挙げられることがほとんどです。
北欧系は髪の毛や目の色が薄く長身痩せ型、アイルランド系は骨太な体型、イギリス系はほっぺが赤く華著な体型、ドイツ系は鼻と頬骨が他の人種より突き出ていてラテン系の色合いをしているなど、白人だけでも様々な人種がいるために、ひと目でアメリカ人と見分けることは難しく、同時に混血が進んでいることからアメリカ人として共通した特徴は少ないです。
こういった点は人種のるつぼであるアメリカならではの特徴とも言えます。
黒人
アメリカに暮らす黒人のルーツは南北戦争以前に奴隷としてアフリカ大陸より連れてこられた人々です。
アメリカ南部に暮らしている場合が多く、彼らの特徴はネグロイドの黒に近い肌色や幅の広い鼻腔などが特徴的です。また、身体能力が高く、陸上やアメリカンフットボール、バスケットボールなど多くの有名選手を輩出しています。
近年は黒人の特徴を持ちながら身長が高かったり、目や肌の色が若干薄かったりと黒人だけの特徴を持った人種は減ってきており、黒人ながらどことなく白人や黄色人種などの特徴も持ち合わせているというのがアメリカの黒人の特徴と言えます。
ヒスパニック
近年のアメリカではラティーノと呼ばれる場合もありますが、どちらも中南米から移り住んだ移民のことを指します。
アメリカの人口の約6分の1を占めると言われるヒスパニックは全土に暮らしています。メキシコ系が1番多く、プエルトリコ系やキューバ系が次いでいます。近年増加傾向にあり、アフリカ系アメリカ人よりも人口比が高くなっています。
彼らの特徴は褐色の肌色と暗い色の髪の毛でしょう。こちらも白人や黒人との混血が進んできていると言われています。
肥満大国アメリカ
アメリカといえば肥満度の高い国というイメージをお持ちではないでしょうか。飲食店やスーパーマーケットでは日本とは比較にならないほどの量の食料品(スーパーサイズ)が提供されています。しかもそのほとんどが安価なので驚きです。
ピザやハンバーガーにパスタやポテトなど、アメリカ人の日常的な食事にはジャンクフードが盛り込まれており、人種に関係なく肥満度はどんどん高くなっています。
高カロリーな食品が安価で手に入るために人々はこういった食事に慣れきっています。野菜を食事の中心にしたり、オーガニックやローカロリーの食品を積極的に購入するのは富裕層のようで、中流以下の人々に肥満傾向がみられます。
アメリカ人やアメリカハーフの有名人・芸能人
アメリカは世界をリードする大国で、ビジネスや芸能、スポーツでもたくさんのアメリカ人が活躍しています。今回は多くのアメリカの有名人の中から4人をピックアップして紹介します。
アメリカ人の外見や性格の一つの特徴としてお楽しみください。
トム・ブレイディ
1977年生まれ、カリフォルニア州サンマテオ出身のプロアメリカンフットボール選手です。2000年代から現在にかけてのNFL(アメリカの最高峰プロアメリカンフットボールリーグ)を代表する歴代最高と名高い選手です。
彼の成績はとても輝かしく偉大なもので、全米のトップチーム2チームが最終決戦を行うスーパーボウルに幾度となく出場し、6回の勝利を果たしています。スーパーボウルでの6回優勝は彼だけの記録です。
現在でこそスター選手となっている彼ですが、プロ入りの際のドラフトでは6巡目全体順位199番目の指名でした。与えられた機会を逃さず努力をして今の地位に登りつめたその意志の強さはアメリカ人らしいですね。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア
1929年生まれ、ジョージア州アトランタ出身のプロテスタントバプテスト派の牧師です。
アフリカ系アメリカ人の公民権運動の指導者として活動しました。1963年に行われたワシントンD.C.でのデモ行進には20万人以上が参加したと言われています。その際の演説で用いられた「I have a dream」というフレーズはとても有名です。
彼は非暴力抵抗を徹底しその功績がかわれ、1964年にはノーベル平和賞を受賞しています。
1968年に白人男性により暗殺されてしまいましたが、彼が世界に語った夢は彼の努力によってたくさんの人々の力となり大きな1歩を踏み出しました。たゆまぬ努力と諦めない気持ちはアメリカ人らしい気質です。
マイケル・ジャクソン
1958年生まれ、インディアナ州ゲーリー出身のポップシンガーであり、ダンサーです。1969年に「I want you back」で「ジャクソン5」としてデビューしました。
ソロで活動を開始してからもたくさんの名曲を生み出しました。代表曲には「Thriller」、「Bad」、人種差別に対して問題を定義したと言われる「Black Or White」などがあります。
チャリティに熱心なことでも知られる彼は1985年にアフリカ飢餓救済のための「USA for Africa」プロジェクトに参加し、ライオネル・リッチーとともに「We Are The World」を発表しました。1992年には「Heal The World基金」を設立するなどたくさんの慈善活動を行いました。
慈善活動に積極的で困っている人を放っておけない性格はアメリカ人らしい特徴と言えるかもしれません。
メリル・ストリープ
1949年生まれ、ニュージャージー州サミット出身の女優です。代表作には「プラダを着た悪魔」や「マンマ・ミーア!」シリーズ、「ソフィーの選択」などがあります。
彼女はオランダ系アメリカ人で、スイス、ドイツ、アイルランド、イングランドの血を引いています。イェール大学演劇大学院で演技を学び1975年にニューヨークで舞台俳優としてキャリアをスタートさせました。
1978年に彫刻家のドン・ガマーと結婚し4人の子どもに恵まれました。離婚率が極めて高いアメリカで、セレブでありながら離婚暦がないのはとても珍しいと言えます。家族をとても大切にしていることも有名で、4人の子どもたちの中にはメディアで活躍している子もいます。
たった4人の有名人・芸能人を紹介しましたが、見た目も多様だということがわかると思います。
この「特徴がないのが特徴」というのがアメリカを形容する一つのキーワードと言えるでしょう。
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