各国の外国人の特徴・国民性

UAE人の特徴【性格・見た目・恋愛観】

UAE(アラブ首長国連邦)

UAE(アラブ首長国連邦)は7つの首長国からなる連邦国家です。一般には「ドバイ」や「石油王」のイメージも強く、超お金持ち国家としてご存知の方も多いかもしれませんね。

そんな7つの首長国からなる連邦国家にはどんな人が多いのか。UAEに暮らす人々(エミレーツ)の性格や外見などの特徴を紹介します。

中身は7つの国からなる連邦国家なのでそれぞれに違いはありますが一つの傾向としてお楽しみください。

UAEは石油の収入により裕福な暮らしが約束され、福祉も充実しており(余裕があるためめか)中東では安全な国としても人気です。

首都 アブダビ
人口 940万人(2017年)
面積 83,600㎢
言語 アラビア語
宗教 イスラム教
通貨 ディルハム

UAEとはどんな国?UAEと言えば?

UAEの基礎知識

UAE(正式名称:アラブ首長国連邦)は、中東に位置し、オマーンやサウジアラビアと国境を接し、ペルシャ湾に面しています。

UAEはアブダビ首長国、アジュマーン首長国、フジャイラ首長国、シャールジャ首長国、ドバイ首長国、ラアス・アル=ハイマ首長国、ウンム・アル=カイワイン首長国の7つの首長国から構成されており、首都はアブダビです。

60年代まで保護国であったイギリスがこの地を去り、隣国サウジアラビアなど大国に飲み込まれることを危惧した周辺首長国が集まり対応策を協議し、7首長国による連邦国家となった歴史があります。

UAEに住むほとんどの人、民族は、アラブ人で言語はアラビア語でイスラム教が国教とされています。

UAEに住んでいる人々のことを細かくドバイ人、アブダビ人などとも呼びますが、英語で「エミレーツ(首長国)の人」を意味する「エミラティ」と言う呼び方が多く使用されています。

世界都市ドバイ

UAEと言えばドバイを抜きには語れません。日本でもお金持ちがたくさん住んでいる所、豪華なホテルや観光名所がある所として有名です。

世界一高い超高層ビルのブルジュ・ハリファは206階建て、全高828mであることでも有名になりましたね。

また「5つ星ホテル」を超える「7つ星ホテル」とも称されるブルジュアルアラブは1泊するのに最低でも40万円と言われている世界屈指の高級ホテルです。

多くの国からお金持ちや観光客が集まっているのでドバイ人の8割が外国人と言われています。エミラティはその他の首長国で暮らしている人が多いです。

首都アブダビ

ドバイが有名なUAEですが、首都のアブダビには近代的なエリアとノスタルジックな街並みを残しているエリアがあります。

中でも有名な建築物と言えば「シェイク・ザイード・グランドモスク」でしょう。真っ白で大きなモスクは外観も美しいですが、内装は金色のシャンデリアや世界最大の手織りの絨毯など贅沢を尽くした豪華な内装はとても見応えがあります。

ペルシャ湾を臨むサーディヤットビーチは白砂のビーチとエメラルドグリーンの海が綺麗な人気スポットとなっています。

火星旅行禁止令

先にもお伝えしたように、エミラティのほとんどがイスラム教徒でイスラム教が国教になっています。

経典の教えに加えて、それに基づいた法律が施行されているUAEでは2014年に火星旅行が禁止になりました。理由は神に与えられた命を自ら絶とうとする自殺は禁止行為であり、火星に行くことは自殺行為に等しいため、とされています。

他にも外国人の多いUAEでは他宗教信者などによるイスラム教への冒涜や差別発言にとても厳しい規制がしかれるなど時代にあわせた法が制定されています。

こういったイスラム教を根底においた法整備や倫理に対する感覚は独特なものがあるようです。

実はなかなか出会えないUAE人

UAEの人口はここ数十年で何十倍にも膨れ上がっていますが、そのほとんど(8割以上)が外国人(東南アジアなどからやってくる出稼ぎ外国人)と言われています。

そのため、UAE人といっても生粋のUAE人はなかなかお目にかかれのが本当のところです。後ほど解説していますが、女性に至っては男性との接触機会をたたれているためほとんどお目にかかることはできません。

あまりの少なさに「男性の国なのか?」と思ってしまうほどとも言われています。

UAE人の性格・国民性

プライドが高い

エミレーツは家族や一族に対して誇りがあり、それをとても大切にしています。家族を大切に想い、年長者を敬う気持ちが根底にあります。そして、尊敬の気持ちを持っている家族の一員である自分にもまた誇りがあります。

ナルシストとまでは言いませんが、自尊心がとても高くそれを傷つけられるような言動や行動にとても敏感です。

また、やや気性が荒く喧嘩っ早いところがあるので自分自身のことであれ、一族のことであれ、プライドを傷つけられると激怒する傾向があります。

プライドの高さは7首長国に共通

UAEの予算はアブダビが8割とドバイが1割を負担し、実質的にはこの2ヶ国が他5ヵ国を養っているようなかたちですが、5ヶ国は決して遠慮するようなことはなく、各首長国同士はライバル関係にあり、いつも何かと張り合っています。

元々アラブ人は部族意識が強く、首長は部族の代表としてのプライドもあるので、主張すべきことは主張するそんなプライドの高い一面はUAE全体としてあります。

各首長国には飛び地がありますが、これは各部族がそれぞれに覇権を争っていた名残りでもあります。

契約重視

商人だった歴史背景も関係があるのか「契約」を重んじる文化があります。時間にルーズで嘘をつくこともありますが、「約束」や「契約」には誠意を持っています。

待ち合わせに遅れてもドタキャンをすることは少ないですし、約束を破ることはとても悪いことと捉えているので果たそうと努力する姿勢がみられます。

そのため、約束を守らない人には厳しく、結果として約束が果たされれば大丈夫なようですが、不履行(ふりこう)があると信用を失ってしまうかもしれません。

褒めないのがマナー

日本には「お世辞」や「おべっか」などという言葉がありますが、エミラティにとって「褒めること」は失礼と捉えられる場合があります。

綺麗な洋服を着ていれば「可愛いね。似合ってるよ!」と言ったり「綺麗」や「かっこいい」など容姿を褒めたりすることはよくありますよね。ところがこう言った言葉はときに「下心がある」、「下に見られている」と思わせてしまうことがあるようです。

そんなつもりはなく素直な気持ちで言っていても相手との関係や距離感を考えた方が良いかもしれません。褒め言葉を言ってくれないエミラティはマナーに気を配っているのかもしれません。

情にあつい

ほとんどの人がフレンドリーで人懐っこく、仲良くなりやすい性格と言えます。外国人が多い国なので、外国人とのコミュニケーションにも抵抗がありません。

ひとたび仲良くなると、相手の寂しがり屋な一面も見えてくるでしょう。電話に出ないことでいじけてしまうようなやや子供っぽい一面もあります。

相手と良好な関係を築くのにゆっくり時間をかけるタイプではなく、気が合えば今日から友達!というタイプで、仲良くなったばかりの人でも頼みを聞いてくれるような情にあついところがあります。

遠慮や忖度のない気持ちの良い性格と言えます。

敬虔なイスラム教徒

アラブ社会に暮らす人々のほとんどはイスラム教徒で、UAEもまたイスラム教徒が多い国です。

肌の露出やアルコール、食肉など多岐に渡って制限があり、戒律の厳しいことで有名なイスラム教ですが、信者の信仰心はとてもあついです。

イスラム教の教えが人々の生活の基盤であり、生きていく上での指標となっています。プライドが高いエミラティですが、イスラム教は自分のプライドよりも、いえ、何よりも大切なものです。


いくつもの国が集まり一つの国の形を成している連邦国家だけにそれぞれに性格的な違いはあり、アブダビとドバイはいつもなにかを争っていますが、アブダビ人は保守的、ドバイ人は戒律がゆるいなど性格にも多少の違いがあります。

UAE人の恋愛観・結婚観

イスラム教の教えは絶対

UAEの人口のほとんどがイスラム教徒です。イスラム教は戒律が厳しいことでも有名な宗教ですが男女の交際や結婚についての戒律もまた多くあります。

もちろん結婚前のSEXは禁止されていますし、交際している2人が街中で手を繋いで歩くという風景もあまり見かけません。

ひと昔前まで結婚は親が決めた相手とすることがほとんどで、結婚をするその日まで相手の顔も知らないというケースが珍しくありませんでした。

しかし近年では全く知らない人というよりは兄弟の友人や近所の知り合いなど、顔見知りではある場合が多くなっていると言います。また、自由恋愛も一般的になってきており、若者は相手を選べるようになりました。

プロポーズはしない

日本人からすると結婚の前には当然プロポーズがあると思うものですが、エミラティは男性から女性に対してプロポーズをすることはありません。

では、どうやって結婚に至るのか?

もちろん、お互いの合意があります。しかし、ステップがやや異なっています。

結婚するにはまず最初に彼女の父親に会って夫となる彼氏が彼女の父親に認めてもらうことから始まります。次のステップには彼女が彼氏の両親に会い、彼氏の母親に認めてもらうことです。ここまでして男性はやっと女性の同意を得られます。

エミラティたちは同性同士だからこそ見極められる部分があると思っていて、結婚相手を見極めてもらってからプロポーズに返事をする場合が多いようです。

結婚したいのに親に反対された場合にはもう片親に協力してもらって説得するようです。ステップは異なっていても日本や諸外国と似ている部分はありますね。

一夫多妻制

イスラム圏では一夫多妻の制度が残る国が多いですが、UAEも同様に一夫多妻制の国です。一人の男性につき4人まで、王族に限っては10人まで妻を持つことが許されています。

昔は複数人の妻を持つ男性も多かったようですが、現在では経済的に負担が大きいことや重婚に対する周囲の冷たい視線が影響しているようで、複数人の妻を持つ男性は少ないです。

家族の絆が深い

一族や家族に対して誇りを持っているエミラティは家族との絆がとても深いです。

私生活においての優先順位がとても高いので、「家族との用事がある」「家族の具合が悪いから」という理由で誘いを断ることもあります。

もし男性がこういった理由で女性の誘いを断ったら「マザコン?」と思ってしまうかもしれませんが、エミラティにとってはごく自然であり当然のことです。反対に家族との用事を優先させないと不思議に思われるでしょう。それだけ家族の絆は絶対的で深いものがあります。

UAE女性は男性との接触機会が極端に少ない

UAEでは小学生の頃から男女別々の学校になるため女性は父親や兄弟としか男性との接触機会がありません。さらに、結婚後は夫がほとんど外出をさせないため街でUAE人女性を見かけることもほとんどありません。

そのため、UAE人女性と出会う(そもそも見かける)こと自体が大変とも言えます。

結婚式も独特で、新郎側と新婦側で2回結婚披露パーティーが催され、新郎側は男性のみ、新婦側は女性のみという徹底ぶりです。

最近は大学に進学し、仕事を持ち、社会進出をする女性が増えてきていますが、その一方で高学歴女性を嫌うUAE男性も多く、晩婚化が進んでいるようです。

UAE人の見た目やスタイル

アラブ人

UAEに暮らす人々のほとんどはアラブ人と呼ばれる北アフリカから西アジアに多い民族です。

筋肉が発達していて、細身の人が多いですが最近は肥満傾向が強くなっています。

暑さと乾燥が厳しい環境で生活しているので、その環境に適応できるように長く高い鼻を持っている人が多いとされています。

肌の色は日焼けをしなければ白色ですが、多くの人がこんがりと日焼けをした肌色をしています。

体毛が濃い

アラブ人は男女ともに眉毛、髭、髪の毛やまつ毛に至るまでの体毛が濃いとされています。眉毛は横に長く毛質は太く硬い人がほとんどです。男性においては足先から胸元までの体毛がつながっているような毛深い人が多いです。

体毛の色は黒色の人が多いので視覚的にもより体毛が濃い印象を受けるでしょう。髪の毛も黒色の場合がほとんどですが、稀に幼少期に金色のメッシュのような髪色の子どもが現れることもあります。

ハッキリとした顔立ち

アラブ人というとクリクリっとした目にくっきりとした二重というイメージがあるかもしれませんね。

濃い眉毛と長く高い鼻の影響もあり、非常に彫りが深く見えます。ほとんどの人が二重ですが、丸い目の人もいれば切れ長なアーモンド型の目の人もいます。

彫りが深く二重もぱっちり、まつ毛が長くてキリッとした印象の人が多いので、アラブ人にはイケメンが多いと言われます。その中でも整った顔立ちの多いUAEはイケメン大国と言えるでしょう。

オシャレに気を遣う

UAEには世界屈指のセレブな街、ドバイがあります。トレンドの発信地で、近年のインスタ(Instagram)ブームからオシャレなスポットやファッションが多く見られます。

イスラム教徒の女性は「アバヤ」と言う真っ黒な洋服に「シェイラ」と呼ばれるスカーフを頭に巻いているスタイルが一般的です。

以前は黒や白など、無地のものを巻いている人が多かったのですが、最近ではアバヤに柄のついたシェイラを巻いている女性も多いです。中にはヒョウ柄などもあって女性たちは自分らしさを表現するワンポイントとして利用しているようです。

ドバイでは柄付きや刺繍の入ったアバヤも売られているそうですよ。

UAE人やUAEハーフの有名人・芸能人

シェイク・ハムダン・ビン=ムハンマド・アール=マクトゥーム

1982年生まれ、ドバイ首長国出身の皇太子です。25歳だった2008年に数多くいる兄弟の中から皇太子に指名されました。彼には兄がいましたが、その兄を追い抜いた抜擢だったためにとても注目されました。

彼は皇太子としても有名ですが、日本では「イケメンすぎる皇太子」として話題になりました。たしかに彼の外見はとても整っていてまるで映画俳優のようです。Instagramではプライベートな写真も公開しており、830万人もの人がフォローしています。

彼の顔立ちはとてもアラブ人らしいエキゾチックな見た目をしています。輪郭を囲むように髭と髪の毛が繋がっていて、眉毛もしっかりとしている姿が特徴的ですね。

オマル・アブドゥッラフマーン

1991年生まれ、サウジアラビアのリヤド出身のサッカー選手です。彼の兄弟もサッカー選手で、兄弟揃ってUAE代表に選ばれています。

2000年にユースチームでキャリアをスタートさせ、2008年にはトップチームに昇格しました。2010年に初めてUAE代表に選出され代表デビューを果たします。「黄金世代」と呼ばれていたチームのエースとして臨んだ2012年のロンドンオリンピックでは、予選で敗退するも有名な強豪クラブのスカウトたちを唸らせたと言います。

彼は当初サウジアラビア国籍を持っておらず、サウジアラビアから誘いを受けたものの家族に市民権を付与することを断られたために誘いを断っています。その後UAEから誘いを受けた際に家族全員に国籍を与えるという条件付きで受託しました。このエピソードからは家族の絆を大切にするエミラティらしさが感じられますね。

ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム

1949年生まれ、UAEのドバイ出身の王族で、ドバイ首長国の首長であり、UAEの副大統領と首相を兼任しています。ハムダン皇太子の父親にあたります。日本では「ムハンマド・ビン・ラシド・マクトム」と表記されることが多いです。

2006年に副大統領と首相に就任してからは改革に乗り出し、2021年までにUAEを「世界で最も良い国の一つ」にすることを目的とした計画に着手しました。エミレーツ航空やドバイスポーツワールド、ジュメイラ・インターナショナルを含む多数の主要企業の立ち上げと経営に関わっており、ドバイの成長における重鎮であると言えます。

彼はUAEだけでなくアラブ世界においてとても影響力のある人物で知らない人はいないと言っても過言ではありません。

彼の外見を見てみると、とても彫りが深く眉毛や髭も濃いところが特徴的です。やや強面に感じられますが、馬が大好きで馬主をしていたり、慈善事業に熱心なところがあります。

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