北極圏に面し、短い夏と厳しい冬の寒さでも知られる北欧フィンランド。社会福祉制度が充実した国として有名です。天空にかかるオーロラやサンタクロース村は日本人観光客にも人気ですね。
ちなみに日本でも有名なムーミンのふるさとでもあります。
夏が非常に短く、一年の半分を雪に囲まれた生活をする人々はいったいどんな性格をしているのか?フィンランド人の国民性と合わせて、恋愛観や結婚観、その他外見的な特徴をまとめました。
自然に溢れ、国全体がほのぼのとした印象を持つフィンランド人の特徴を見ていきましょう。
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首都 | ヘルシンキ |
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人口 | 550.3万人(2017年) |
面積 | 33.8万㎢ |
言語 | フィンランド語、スウェーデン語 |
宗教 | キリスト教(プロテスタント) |
通貨 | ユーロ |
フィンランドとはどんな国?フィンランドと言えば?
フィンランドの基礎知識
フィンランド(正式名称:フィンランド共和国)は、北欧に位置しており、ロシア、ノルウェー、スウェーデンと国境を接しています。国土面積は日本よりやや小さめです。
首都はヘルシンキで、言語は主にフィンランド語が用いられています。宗教は国民のほとんどがキリスト教を信仰していて、プロテスタント派の人が多いです。
白夜(びゃくや)と極夜(きょくや)の国
夏の北極圏は、夜になっても太陽が沈まない「白夜」で有名です。逆に冬は、昼間でもずっと薄暗い状態が続き、これを「極夜」と言います。白夜は聞いたことがあっても極夜は初耳、なんて人も多いのではないでしょうか。
この白夜と極夜が見られるのも北極圏に程近い高緯度のフィンランドならではです。
サンタクロースの村
フィンランドといえば「サンタクロース」を連想する人も多いのではないでしょうか。子どもの頃にサンタさんにお願いをした、そんな人も多いと思います。
そんなサンタクロースはフィンランドが発祥の地とも言われ(諸説あります)、フィンランド中部のロヴァニエミという町のはずれには「サンタクロース・ヴィレッジ」が存在します。
この街は北極の入り口、北緯は66.33度に位置します。北海道の北端択捉島(えとろふとう)が北緯45.33度と考えると、想像するだけでもちょっと震えてしまいますね。
そんな辺鄙(へんぴ)な土地にあるサンタクロース・ヴィレッジはアミューズメントパークのようになっており、人気の観光地となっています。
日本からロヴァニエミのサンタクロースのもとへ手紙を出すこともできます。
世界一幸福度の高い国
フィンランドは世界の幸福度が高い国ランキングで堂々の1位に輝く国(2018年から2年連続トップ)で、大学までの学費が無料、高度医療も出産もすべて無料となっています。
育児や失業したときの保障についても手厚く守られていて、ホームレスもいないと言われています。
もちろん、その代わりに高い税金が課せられていますが、国民のおよそ8割が税金の使い方に納得していると言います。老後の不安もなく、安定した生活を送れることが世界一幸せな国を形作っているようです。
主体性・自主性を鍛える世界一の教育水準
先にもお伝えした通り、フィンランドは大学までの授業料が無料であり、かつ、学力の高い教育立国でもあります。
OECD(経済協力開発機構)によるPISA(学習到達度調査)では、読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーのいずれもが上位の常連となっています。
優秀な成績からさぞかし勉強熱心かと思いきや、決してそうではありません。日本同様に授業中に先生の話を聞いていなかったり、遊んだりはよくある光景です。
それなのになぜ世界屈指の学力を誇るのかと言えば、子どもに主体性や自主性を持たせる方針が取られているからだと言われています。
良い意味で子どもを子ども扱いせず、自分で考えさせることで論理的な思考力を育んでいるようです。フィンランドでは、寒冷で過酷な自然環境を生き抜くために、自分で物事を考える力を鍛えられています。
独自のセンスが光る個性的な文化
フィンランドは「終わりの国」という意味を持ちます。名前からも連想するように北の果て、北極圏に接するフィンランドは、雪と大森林によって外界から隔てられた陸の孤島とも言える自然環境が特徴的です。
そんな陸地ながら外界と遮断された環境では、独自の文化が発展しています。
例えば、「エアギター世界大会」「奥様運び世界選手権」「サウナ我慢大会」「携帯電話投げ世界選手権」「泥沼サッカー大会」などなどある種の際物イベントが数多く存在するのもフィンランドならではです。
また、スポーツの人気も特殊でヨーロッパ圏ではあまりメジャーと言えない野球がフィンランド式野球として形を変えて流行っていたり、他国とは少し異なる独特の文化を形成しています。
ここにはフィンランド人の「先駆者になる」という野心も関係しているようで、特定の分野にいち早く目を付け、先駆者となり発祥の地を目指す国民性があるようです。
終わりは始まりなのか、フィン(終わり)の国なのに、先駆者を目指すのは面白いですね。
サウナが大好き
フィンランドではサウナをとても神聖なものと捉えており、昔はサウナで出産し、亡くなった時にはサウナで身体を洗うなど、生活に密着したものだったと言われています。
今でもお風呂代わりにサウナに入り、外の雪で体を冷やしたり、サウナで温まった後に冷たい川に飛び込む寒中水泳がフィンランド人のストレス解消にもなっています。
この文化は観光としても人気で、厚手のドライスーツを着こんで氷の浮かぶ海に飛び込む「氷海遊泳ツアー」もあるほどです。
フィンランド人の性格・国民性
シャイで無口な引っ込み思案
雪深く寒い地域の風土からか、家の外に出て付き合いを楽しむことが苦手な人が多く、シャイで口数の少ない引っ込み思案な人が多いです。
その性格からもわかる通り、ガードが固く、人見知りも激しいので初対面の人とすぐに打ち解けるようなことはあまりありません。
親しくない人からいきなりファーストネームで呼ばれたり、スキンシップを取られることを嫌います。また、お祝いの席や職場の仲間と集まる機会があってもハメを外してはしゃぐことは少なく、ビジネス上の会議でも世間話で盛り上がろうとはせず、すぐに本題に入る人が多いと言われています。
もちろんそうでない人もいますが、自己主張が控えめで恥ずかしがり屋さんが多いのはフィンランド人の特徴です。
しかし、親しくなった人にはとても親切で、身内であれば裸で一緒にサウナに入ったり、心を許した相手には打って変わって距離が近くなる特徴を持ち合わせています。
近年はフィンランド人のこの内向的な気質も改善されつつあります。スマホや日本でも人気のカラオケにより、人前で声を出す機会が増えたことで無口でシャイな国民性は変わりつつあるようです。
日本人に似た国民性を持つフィンランドが日本文化に影響を受け、明るく陽気に変わりつつあるのは面白いところですね。
自虐的なジョークを好む
シャイなフィンランド人ですが、ユーモアがあり、そのセンスは独特です。
アメリカンジョークのような風刺の効いたものでもなく、ヨーロッパの映画に出てきそうなシャレのきいたジョークでもなく、フィンランド人のジョークはいわゆる自虐ネタです。
自分の特徴や性格をよく知っていて、悪いところやコンプレックスをジョークにする傾向があります。
見た目で言えば、太っていることや歳をとったこと、頭髪が薄いことなどはジョークの定番です。
シャイで内向的なフィンランド人ですが、心を許した相手にはおしゃべりなところがあり、仲良くなるとこういったジョークが聞ける機会が増えるのかも知れません。
ここも謙虚というか自分を蔑む傾向のある日本人とよく似ています。
パーソナルスペースが広い
バス停でバスを待っているときやスーパーのレジに並んでいるときなど、前に人がいると距離を大きく保つ特徴があります。
他人に近づかれると不快に感じる個人的な空間のことを「パーソナルスペース」と言いますが、フィンランド人はこのパーソナルスペースが広い傾向があります。
インターネットでもフィンランド人のバス待ちの風景が話題になることがありますが、決して人と関わることが嫌で距離を保っているわけではなく、フィンランド人にとっては離れて並ぶことが相手への敬意であり、マナーと思っています。
礼儀を重んじる「沈黙」
フィンランド人には礼儀を重んじる文化があり、その特徴的なものが「沈黙」です。
シャイで内向的な性格なうえにパーソナルスペースが広いので、人と打ち解けるのに時間がかかる性格ではありますが、会話のない時間はシャイだから、距離感を測っているからというだけではありません。
フィンランド人にとって相手の邪魔をしないこと、相手の時間をムダにしないことは、とても大切で、礼儀だと考えています。そのため、会話の途中に長い沈黙があっても気まずさは感じません。
日本人からすると長い沈黙は動揺してしまうかもしれませんが、フィンランド人はそんな沈黙も楽しんでいます。沈黙が続いても変に焦らず、そのゆっくりとした時間の流れを楽しむのもフィンランド流です。
穏やかで裏表のない誠実な性格
(人見知りではあるものの)自然豊かな風土からか性格は穏やかで裏表がないざっくばらんな人柄をしています。腹を割って話しやすく、気兼ねなく付き合うことができます。
日本特有の「社交辞令」といった風習もなく、交わした約束は守る傾向があります。
フィンランド人が「飲みに行こう」と言ったら、遅かれ早かれいつか必ず行こうと連絡を待っています。逆に日本の感覚で社交辞令をすると面倒なことになるので注意が必要です。
そんな穏やかな性格のフィンランド人もモーターのついた乗り物に乗ると性格が一変する人が多いようです。フィンランドではモータースポーツなどで多くの人が優秀な成績を収めているためこのように言われるのかもしれません。
短い夏と厳しい冬の寒さを楽しめる国民性
寒さの厳しいフィンランドでは、屋内に引きこもる人も多いですが、同時に厳しい寒さでも楽しむ!という気概でアイスホッケーやスキーなどのいわゆるウインタースポーツに興じる人も多いです。
実際、フィンランドはノルディックスキーの強豪国ですね。
そんな冬や雪のイメージの強いフィンランドですが、イメージ通り、夏は非常に短く、3ヶ月程度しかありません。短く貴重な夏は思い切り楽しむ傾向があり、夏には様々なイベントが行われ、大いに盛り上がります。
冬の長いフィンランドですが、自然環境に寄り添い、上手に付き合っている様が見受けられます。
スローライフ
スローライフとは効率重視の忙しい毎日ではなく、のんびりしながら人生を楽しみ、生活の質を高める暮らし方のことを言いますが、この暮らし、ライフスタイルはフィンランド人の生活そのままです。
フィンランド人といえば自然を好み、生活に自然を取り込むことがとても上手です。
ログハウスに住んだり、仕事終わりには子供と釣りを楽しんだり、サウナで暖まった体を外気浴や湖で休めるなど自然と共存して楽しむ生活をしています。
フィンランド人の恋愛観・結婚観
女性優位
フィンランド人の恋愛は女性優位なところがあります。女性が極端に気が強いわけでもなく、男性が極端に気が弱いわけでもないのですが、フィンランド人の恋愛においては女性が強く、女性優位だと言われています。
その理由には女性の性格や気の持ち方があります。
フィンランド人女性は自立心が強く、男性に頼りきりになることを良しとしません。世界的に見ても女性の社会進出が進んでいるフィンランドでは、男女で収入を比べた時にも大きな差はありません。
ひとつの会社で見てみても管理職に就いている女性は多く、バリバリ働いているママもいます。かかあ天下と言うほどではないですが、女性はとても自立していて男性頼りでないことが伺えます。
愛情表現が苦手
シャイで内向的なところがあるフィンランド人は、恋愛においても同様です。
欧米の人々は恋愛にオープンなイメージを持っている人も多いかと思いますが、フィンランド人の愛情表現はどちらかと言うと私たち日本人に近いです。
愛を伝えることで喜んでくれることはわかっていても「言わなくてもわかってくれる」と思ってしまうようです。
決して愛情表現ができないわけではありませんが、自分の気持ちを口に出して伝えるのが苦手で、「愛してる」「素敵だよ」そんな言葉をかけるのには時間がかかる傾向があります。
告白はしない
世界にはハッキリとした愛の告白をしない国も多いですが、フィンランドもまたその文化が根付いています。いわゆるデーティング期間ありの恋愛ですね。
「どうやって交際がスタートするの?」「勘違いすることはないの?」と告白文化のある日本人からすると不安だらけの恋愛観ですが、「相手にとって自分は特別だと感じるし、自分にとっても相手が特別」と感じ合うことが大切なようです。
「ハッキリしてほしい!」という場合は、初対面の人と会う場所に行くのがおすすめです。フィンランド人には友人や家族に恋人を紹介する人が多いので、相手の口から「恋人」という言葉が聞ければ交際関係の確定です。
夫婦の役割は平等
先にもお伝えしたように女性の社会進出が進んでいるフィンランドでは、家事や育児も男女平等の考えがあり、どちらかに負担が大きくなることを良しとしていません。
男女共に育児休暇が取りやすく、実際に取得している人が多いです。料理や洗濯などの家事についても男性と女性がほぼ同じくらいの割合で分担しています。
フィンランド人の見た目やスタイル
フィンランド人の平均顔
立体的な顔立ち
北欧系の顔立ちとして面長の地域が多いですが、フィンランド人は顔が(縦に)短い人が多いです。目元がくぼんでおり、彫りが深く見え、鼻は短く低い特徴があります。
鼻筋は細く通っていますが鼻の頭は丸く、クールな印象よりも愛らしい印象を受けます。
色素が薄く、淡い神秘的な風貌
白人の多く住む地域の中でも特に日照時間の短いフィンランドに住む人々は色素が薄く、透き通るような綺麗な肌質をしています。
肌だけでなく髪の毛や瞳の色も色素が薄く、髪は金色や銀色、瞳もライトブルーやライトグリーンなど薄くて明るい色合いの人が多いです。
日本人からすると非常に神秘的な容姿・風貌を持っています。
また、1年を通して厳しい寒さが続くフィンランドでは、その寒さから身を守るためか、体毛が非常に濃く、毛深い人が多い傾向にあります。しかし、こちらも体毛の色素が薄いのでそれほど目立つことはありません。
高身長かつ筋肉質な体つき
大柄で長身の人が多いことでも知られているフィンランド人は平均身長が男性179cm、女性165cmと日本人と比較しても10cmほど高くなっています。
長身になる理由は分かっていませんが、モデルやスポーツ選手に限らず身長の高い人が多いです。
また、サウナを好む国民性からか(身体についた脂肪がサウナで燃焼されるためか)非常に筋肉質な人が多いです。しかし、鍛えて付けた筋肉とは違い、しなやかな性質を持っているのでマッチョとは少しイメージが異なります。
ぽっちゃり体系も多い
筋肉質な人が多いですが、男女ともに日本で言う「ぽっちゃり」の人もまた多いです。もちろんスリムなスタイルを理想と考えている人もいますが、年齢を重ねるにつれてより肥満度が上がっています。
ぽっちゃり体型の人が多いのか、洋服のサイズも大きいサイズが豊富に取り扱われていることが多いです。また、フィンランドの航空会社である「フィンエアー」の座席はエコノミークラスでも日本人にとってはゆったり座れるくらいのスペースがあります。
こだわりのあるシンプルなファッション
フィンランド人のファッションへの思いは、とてもシンプルでありながらこだわりを感じます。
フィンランド人がファッションに関して大切にしていることは、シンプルかつタイムレスであることです。つまり、流行りに流されず、ずっと愛用できるものを好みます。
それと同時に大自然に囲まれ、自然を愛するフィンランド人は草木をモチーフにした柄物をファッションに取り入れるのがとても上手です。
白や黒をベースに柄物を1アイテムだけ取り入れる、と言ったスタイルにオシャレさを感じるようです。
フィンランド人やフィンランドハーフの有名人・芸能人
フィンランド人の特徴を掴むために身近な有名人・芸能人を見ていきましょう。
キミ=マティアス・ライコネン
1979年生まれ、フィンランド・ウーシマー県エスポー出身のレーシングドライバーです。
2007年のF1ワールドチャンピオンにも輝きました。主にF1で活躍している彼ですが、2009年から2011年は世界ラリー選手権に参戦していました。
彼は周りの選手と馴れ合うことをあまりせず、冷静で口数も少ないことから「アイスマン」と呼ばれています。
レーサー仲間に子供が生まれたことを「おめでとう」と言っただけでも驚かれるほどだとか…。少し極端ではありますが、パーソナルスペースが広く、周りとの距離を保つところはフィンランド人らしい特徴と言えそうです。
トーベ・ヤンソン
1914年生まれ、フィンランド(当時はフィンランド公国)・ヘルシンキ出身の画家であり、作家です。代表作には「ムーミンシリーズ」があります。
彼女は若干15歳で政治風刺を中心とした雑誌の挿絵を描き、そのキャリアをスタートさせました。最初にムーミンが登場したのもこの雑誌で、ムーミンのお話が描かれる前のことでした。
日本ではあまり知られていませんが、児童向けの作品以外にも一般向け小説を多く執筆しています。
母国フィンランドでは作家としてだけでなく、画家として高い評価を受けており、油彩画の古典を定期的に開く一方で、イタリアで学んだフレスコ画の技法を用いてヘルシンキ市庁舎をはじめとする数多くの公共建築物の壁画を手がけています。
彼女の外見を見てみると、通った鼻筋に丸く柔らかい印象の鼻が印象的です。
実はムーミンの元になった絵は弟であるペル・ウロフとケンカをして言い負かされた悔しさからトイレの壁紙に書いた落書きだとも言われています。この落書きはペル・ウロフの長い鼻がモチーフになったのだとか。弟もまた特徴的な鼻の形をしていたのかも知れません。
タルヤ・ハロネン
1943年生まれ、フィンランド・ヘルシンキ出身の政治家です。
2000年から12年間、大統領を務めました。フィンランド初の女性大統領としても有名で、「ムーミンママ」の愛称で親しまれています。
女性の社会進出が進んでいるフィンランドですが、その基盤を作ったのが彼女だと言っても過言ではありません。
彼女の政治活動は人権問題がメインで、同性愛団体の代表をしていた時期もあり、様々な場面において人権に対して積極的な発言をしています。
彼女が大統領選に出馬した理由は「女性が大統領になることで、男女平等を実現する」という目標があってのことだったそうです。
その発言力をもって精力的に活動した彼女の努力は人々に支持されました。
自立した考えを持っていて、男性にも甘んじることなく目標にまっすぐなところはいかにもフィンランド人女性らしいですね。それにしても大統領にまでなってしまうところは本当に芯の強さを感じます。
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