ヨーロッパの北西に位置し、西は大西洋、東はアイルランド海、南はケルト海に囲まれる島国アイルランド共和国は、長い歴史の中で隣り合うイギリスから多大な影響を受けてきています。
アイルランドを含め、ヨーロッパと言えば何となく白人のイメージが強いと思いますが、実際のところはどうなのか?アイルランドで生まれ育った人達の気質、顔やスタイルにはどんな特徴があるのかをまとめました。
一言で言えば、気さくで楽しく情が深い、そんなアイルランド人(アイリッシュ)の性格と外見の傾向について見ていきましょう。
外国人と出会いやすいマッチングアプリも厳選して紹介しているので、アイルランド人をはじめ、外国人と出会いたい人は参考にしてください。事前に知り合っておくと留学や海外旅行の際にも現地で交流することが可能です。
首都 | ダブリン |
---|---|
人口 | 478.4万人(2017年) |
面積 | 7万㎢ |
言語 | アイルランド語、英語 |
宗教 | キリスト教 |
通貨 | ユーロ |
アイルランドとはどんな国?アイルランドと言えば?
アイルランドの基礎知識
アイルランドは、イギリスの西側に位置する北海道よりも一回りほど小さい島国です。首都はアイルランド東海岸のリフィー河口にあるダブリンで、歴史的建造物が多く立ち並んでいます。
言語はアイルランド語(ゲール語)と英語が話されています。もともとはゲール語が主言語でしたが、イギリスの植民地だったこともあり英語を使用する機会が増えた一方でゲール語の話者が減少しているため、現在は英語がよく話されています。
宗教は国民の78%がキリスト教カトリック派を信仰しています。
妖精が棲む国
アイルランドの文化はケルト人の文化に由来しています。ケルト人は古くから自然を信仰していて、神話や物語に出てくる妖精たちが実在していると考えられています。
アイルランド人からすると妖精はいて当然の存在なんですね。
「ケット・シー」と呼ばれる人語をしゃべる頭の良い猫の妖精、「デュラハン」という頭のない騎士の姿をした少し不気味な妖精、「ガンコナー」と呼ばれる女性を口説いて夢中にさせては素っ気なく去って行ってしまう妖精など様々な妖精がいると伝えられています。
ジャガイモ料理の文化
アイルランドをはじめ、ヨーロッパ各国で、頻繁に食べられているのがジャガイモです。
特にアイルランドでは、メインにマッシュポテト、その付け合わせにフライドポテトなど、ボリューム満点のジャガイモ料理がワンプレートで食べられたり、朝から晩までジャガイモ尽くし…なんてことはよくある食卓風景です。
ジャガイモを愛し、ジャガイモなしには生きられない文化・国民性とも言え、アイルランド人にとってジャガイモは切っても切り離せない食物となっています。
現に、1845年から数年間ジャガイモが大凶作となり、アイルランドは深刻な食料不足に陥った過去があります。100万人以上の餓死者を出し、100万人以上が国外への移住を余儀なくされた。俗にいう「ジャガイモ大飢饉」があります。
パブ発祥の地
アイルランドはパブ発祥の地とも言われ、「アイリッシュパブ」や「ウイスキー」などお酒にまつわる文化が発展してきました。「ギネスブック」で有名なギネスビールもその一つです。
お酒好きの人が多く、昼夜を問わず濃厚なスタウト(黒)ビールを片手に楽しんでいる風景を見かけます。
パブではイギリス人同様の「ラウンド」のルールでベロベロになるまで飲み合います。お酒は親しい仲間と豪快に飲み合う楽しい時間なんですね。
注文した1人が全員分の支払いを持ち、二杯目は別の人が支払い…とおごられた人が他の仲間全員におごり返すまで飲み合う飲み方です。パブではおごりおごられるのが当たり前で「割り勘」はありません。ーーー
お酒好きなこともあり、街には酔っ払いも多く、喧嘩もしばしば起こりますが、アイルランドはEUの中では犯罪率が低く、治安は良い方だと言われています。
イギリスを敵対視
アイルランドはイギリスをはじめとする周辺諸国からの侵略や差別を受け、たび重なる苦難に耐えてきた過去があります。その歴史を忘れることはなく、今でもイギリスを恨む人は多いです。
現在は南部が独立国家として認められていますが、北部に関しては未だ宗教などの対立が続いており独立問題は解決されていません。しかし、文化においては切っても切り離せない部分があり、その複雑な事情からかアイルランド人にとってイギリスの話題はとてもデリケートな側面を持ちます。
良きライバルというよりは「折り合いのつかない相手」という意識の人が多いので、アイルランド人の前ではアイルランドとイギリスを比較したり、イギリスを一方的に褒めるようなことは避けた方がいいでしょう。
アイルランド人の性格・国民性
人懐っこく気さくでフレンドリー
アイルランド人は祖先である、ケルト人譲りの大胆で誇り高く、陽気な気質を持ち合わせており、誰とでも気さくに話し、すぐに打ち解けてしまう人懐っこさがあります。
レストランやカフェで隣同士になれば「その靴(帽子)いいね」なんて気軽に話しかけ、会話を楽しみます。
この人懐っこい気質がわかりやすいのがアイリッシュパブで、パブではすごく仲良さげに話している二人が実はさっき初めて会った者同士なんてことはよくあることです。
外国人、店員さん、お客さん関係なく、声をかけてくるので和気あいあいとお酒を楽しめたり、一人でパブに言っても誰かしら話し相手が見つかるものです。
「ウェルカム・ネイチャー」と言われるほどに、外国人を快く受け入れ、気遣うフレンドリーさがあります。
時間や約束にルーズで大雑把
アイルランド人は自分のペースを大事にしており、やや大雑把なところがあります。待ち合わせに遅刻、バスや電車が遅れるのは当たり前と、時間や約束にルーズなところがあります。
そして、この大雑把な性格はいい加減さも持ち合わせています。
例えば、タクシーに乗ったときに同じ距離でも料金が違っていたり、バス停に「○○まで5ユーロ」と書かれていても違うこともあるくらいです。
時に得をしたり損をすることもありますが、特に損得を考えているのではなく、細かいことを気にしていないだけです。
アイルランド人は困ったときに「It will be grand(上手くいく、大丈夫だよ)」と気休めを口にすることも多いです。
しかし、近年は教育に力を入れており、優秀な人材も増えているといいます。大雑把さはあるものの、仕事の効率を上げたり、新しいことを学ぶのに積極的でチャレンジングな人も増えているようです。
我慢強く負けん気が強い努力家
先にもお伝えした通り、アイルランドはイギリスを含む周辺諸国からの侵略や差別など度重なる苦難に耐え抜いてきた歴史があり、その影響からか非常に我慢強い(辛抱強い)性格をしています。同時に、負けん気が強く、努力家な人も多い傾向にあります。
ある意味でとても頑固な性格とも言えますが、正義感や責任感も強く、情に深い一面があり、自分を曲げない芯の強さがあります。アイルランド人には歴史により育まれた強固な国民性が垣間見れます。
お酒と音楽が大好き
アイルランド人は音楽が大好きで、パブやパーティーはもちろん、ストリートでもお酒を片手に音楽を楽しむ人が多いです。
アイルランドには、女性歌手のエンヤ、ロックバンドのU2などなど世界的に有名なミュージシャンが多く、国内各地で音楽フェスティバルが開催され、日常に音楽が溢れています。
お酒を飲みながら踊ったり、ワイワイと騒ぐ傾向の人が多く、陽気な性格でその場の雰囲気を楽しめる国民性があります。
また、音楽好きな性格からか学生時代にバンドを組んだ経験のある人も多いと言います。アイルランドにはケルト音楽とよばれる独特な音楽の文化もあるので、昔から音楽が大好きな国民性があるようです。
アイルランド人の恋愛観・結婚観
男性は奥手、女性は受身の消極的な恋愛観
アイルランド人は気さくで人懐っこい性格をしていますが、恋愛においては消極的なところがあります。カップル同士では、あまりの愛情表現の少なさからケンカになることもあるのだとか…。
一目ぼれや勢いの恋愛は珍しく、じわじわと距離を縮めていく恋愛をするため、付き合うまでには時間がかかる傾向があります。
女性はどちらかというと積極的ではありますが、やはり受け身です。積極的で受け身というと矛盾を感じますが、告白や交際のスタートをひたすら待ちはするけどアプローチはする、そんな具合いです。
あくまでも男性からの告白を待ちながら、でも、その行動を起こさせるように誘導するのがアイルランド人女性です。
恋人の線引きは曖昧
これは特に女性に言えることですが、アイルランド人女性は本音と建前を使い分けるのが上手く、言葉と本心が違うなんてことはよくあります。これは恋愛おいても同様で、恋人同士のように見えて、実は複数人と関係を持っていることがあります。
日本人からすると「浮気」であり、不誠実に感じてしまう人も多いと思いますが、アイルランド人にとっては珍しいことではなく、問題にもしていません。
いわゆる「デーティング期間」のようなもので、同時に複数人と関係を持ったりデートをすることで、その中から「一番」を探しているんですね。
結婚には慎重
アイルランドでは1995年まで憲法で離婚が禁止されていました。現在は4年の別居期間を経た後の離婚は認められていますが、それでも時間も労力もお金もかかることから結婚自体に慎重になる人が多いです。
また、法律が離婚を許した今でも離婚した人に対して侮蔑的な目を向ける人が多いのもまた事実です。
女性が男性をコントロール
先にアイルランド人女性は本音と建前を使い分け、男性を上手にコントロールすることについて触れましたが、結婚後もその立場は変わらず、女性優位というか女性が強い家庭が多い傾向にあります。
アイルランド人は実家を大切に思い、優先するところがありますが、多い人では(既婚者でも)毎週実家に帰る人もいるほどです。とはいっても家庭をないがしろにはしないので、男性をコントロールするだけでなく、とても要領が良いのかもしれません。
穏やかに見える女性でも、とても頭がキレ、男性をうまく転がす、アイルランド人女性にはそんな強か(したたか)なところがあります。
アイルランド人の見た目やスタイル
アイルランド人の平均顔
白人が多い
アイルランド人はヨーロッパの大陸側から渡ってきた古代の民族ケルト人を祖先に持ちます。ケルト人とはもともと中央アジアからヨーロッパに移り住んだ人々のことで、アイルランド、スコットランド、ウェールズ、コーンウォールなどに現存しています。
大陸側に留まったケルト人もいて、ケルト人の名残は今でもヨーロッパ各地に見られます。そのため、アイルランド人にはヨーロッパの人々と同様に肌の白い人、白人が多い特徴があります。
白い肌にそばかすが多く、やや赤みがかった肌色の人もいますが、基本的には白い人が多いです。顔立ちとしては、彫りが深く、唇が薄く、鼻筋が通っていて鼻の細いのも特徴と言えます。
肉付きが良いりんご体型
アイルランド人には、他のヨーロッパ系にも見られる手足が長くスラっとした体型をした人が多いです。特徴的なのは、お尻周りの肉付きが良くがっしりとしている、いわゆるずんぐり型、リンゴ型の体型です。
南ヨーロッパの人たちよりも身長が高く筋肉質な傾向がありますが、年齢を重ねるに連れて肥満体型の人も多くなる傾向があります。ただし、ここはどの国も共通かもしれません。
ブルーアイを中心としたカラフルな瞳
アイルランド人には澄んだブルーアイの人が多いです。このブルーアイはアイルランド人の瞳の中でも特徴的な色ですが、実際には澄んだグリーンやグレイッシュグリーンの瞳をしている人も多いです。
アイルランド人には混血の人が多いこともありますが、日本人のようにみんなが同じ瞳の色ではなく、ブルー、グリーン、グレーなど色々な瞳の色を持つ人がいます。
特に珍しいとされるのがグリーンアイで純粋なグリーンアイは世界の人口の約2%しかいないと言われますが、スコットランドとアイルランドにはこのグリーンアイを持つ人が多いです。
透き通る肌色に青色や緑色の瞳はとても美しく、神秘的な外見を強調します。
赤毛のアンとは違い、ダークヘアが多い
有名な作品、赤毛のアンの主人公アンがアイルランド系なことから、アイルランド人は赤毛というイメージを持つ日本人も多いかと思います。
もちろんアイルランド人には赤毛の人もいますが、実際には赤毛は希少とも言われており、特に赤毛の中でも明るい赤色はストロベリーブロンドと呼ばれ、女性の中でも憧れで賞賛の的になっています。
また、金髪の人は赤毛よりも少ないので、金髪のアイルランド人も希少です。
つまり、アイルランド人のほとんどの人が赤毛ではなく、他のヨーロッパ地方の方と同様にダークヘアであることが多いです。
アイルランド人やアイルランドハーフの有名人・芸能人
アイルランド人の有名人や芸能人ほか、アイルランド人と日本人のハーフの人を見れば、何となくアイルランド人の外見や人柄、雰囲気について理解できると思います。
アイルランドの有名人やハーフの有名人を参考に見ていきましょう。
コリン・ファレル
1976年生まれ、アイルランドのダブリン出身の俳優です。ハリウッドを中心に活動しており、主な作品には「マイノリティ・リポート」、「トータル・リコール」、「ファンタスティックビースト」などがあります。
2003年には「ピープル」の「最も美しい男50人」に選ばれ、同年「カンパニー」誌の「世界で最もセクシーな男」のランキングで6位に選ばれています。
暗いダークヘア、細く綺麗に通る鼻筋などはどこかアイルランド人らしく、端正な顔立ちもあり、とてもセクシーに見えますね。
エンヤ
1961年生まれ、アイルランドのドニゴール州グウィドー出身の音楽家です。主に歌手として活動しており、作曲も自ら手がけています。
アイルランドの伝統的なケルト音楽に強く影響を受けた楽曲を展開していて、日本でもヒーリングミュージックとして人気があります。
日本企業のコマーシャルやテレビ番組でもよく彼女の楽曲が使用されています。
音楽が大好きなアイルランド人らしく幼い頃から音楽に触れていて、大学在学中に音楽活動を始めています。ベテランとなった今でも彼女はレコーディングで様々な楽器を自ら演奏していると言います。世界的に活躍するアイルランドを代表する音楽家です。
バグパイプのもとになったイリアンパイプスを中心に、アコーディオンやバイオリン、ときにはスプーンや動物の骨(ボーン)を叩いてリズムを取るのがアイリッシュ・ミュージックです。
ナイル・ホーラン
1993年生まれ、アイルランドのウェストミーズ州マリンガー出身の歌手であり、イギリスのボーイズボーカルグループの「ワン・ダイレクション」のメンバーです。
「ワン・ダイレクション」は世界中で人気を博し、日本でも若い女性を中心に絶大な支持を得ました。現在はグループでの活動を休止していますが、彼はソロアルバムを発表するなど精力的に活動しています。
彼の外見を見てみると、透き通るような目の色がとても特徴的です。ブルーにもグリーンにも見えるその瞳の色はアイルランド人の特徴でもあります。
「ナイル」という名前はゲール語の名前で日本語では表現しにくいので一番近い「ナイル」と表記されているそうです。
アイルランドは、イギリスに支配され、大飢鐘が起こった13世紀に、多くの人が欧米を中心に世界に広がり、世界中にアイリッシュ移民がいるのも特徴の一つです。今は2世、3世となりその地で活躍している人が多いです。
移住先では差別され続けた歴史もありますが、へこたれることなく、才能を開花させた著名人が多いのも特徴的です。
アイルランド系アメリカ人には、「ジョン・F・ケネディ」や「ロナルド・レーガン」といった元アメリカ大統領をはじめ、ディズニーの創業者である「ウォルト・ディズニー」や、映画監督の「マイケル・ムーア」など、いわゆる大物もたくさん輩出しています。
ホラン千秋
女優・タレント・キャスターとしても活躍するホラン千秋さんは、父親がアイルランド人で母親が日本人のハーフです。くっきりとした顔立ちは一見するとハーフ特有の外国人的風貌ですが、中身は日本生まれの東京育ちで日本人そのものです。
気さくなアイルランド人を彷彿とさせる社交性のある性格で幅広い世代から人気を集めていますね。実際のところはかなりの人見知りでインドア派だと言います(この辺りはどこか日本人っぽい気質を感じますね)。
可愛らしい見た目とのギャップに惹きつけられている人も多いのではないでしょうか。
メロディー洋子
雑誌のモデルとしても活躍しているメロディー洋子さんは、父親がアイルランド系アメリカ人で母親が日本人のハーフです。
その吸い込まれるような瞳とくっきりした顔立ちが印象的で、スタイルも抜群なので、どんな衣装を着てもピッタリハマります。最近では表紙を飾る雑誌も増え、見かける機会も多くなってきています。
土屋アンナ
モデルで歌手の土屋アンナさんは、ポーランド系アメリカ人の父親と日本人の母親のハーフで、純粋なアイルランド人のハーフではありませんが、父親がアイルランド人との混血で、土屋アンナさんもアイルランド人の血を引いています。
彼女の顔も、くっきりとしていて、洗練された雰囲気があります。
アイルランド人と日本人のハーフの有名人を見てみると、どの方もシャープな顔つきで洗練されたイメージがあります。くっきりとしている顔の方が目立ちますね。
外国人検索機能と外国人会員数の多い、外国人と出会いやすいおすすめのマッチングアプリです。今気になっている外国の方との出会いを探してみるのもおすすめです。
外国人検索機能 | キーワード検索、人種検索、言語検索、信仰検索 |
---|---|
外国人会員数 | 外国人男性:2000人以上、外国人女性:2000人以上 |
match.comはカウントが2000人までなので多くの外国人会員がいます
外国人検索機能 | 出身地:海外+国名、居住地:海外+国名、フリーワード検索 |
---|---|
外国人会員数 | 外国人男性:9999人以上、外国人女性:9999人以上 |
外国人検索機能 | 出身地:国名・都市検索 |
---|---|
外国人会員数 | 外国人男性:600人以上、外国人女性:500人以上 |